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特集 くっちゃんで先生になろう!

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北海道倶知安町

■町内の保育人材確保に向け見学ツアーを実施
保育所や認定こども園などで働く先生たち。人としての基礎をしっかり育てる必要がある乳幼児期の子どもたちを、日々の暮らしの中で、さまざまな経験とともに成長させ、その後の生活の土台作りに関わってくれています。
しかしながら、近年保育人材は、業務量の多さや責任の重さ、待遇面が他と比べて悪いことなどから、全国的に不足している状況にあります。
そのため、今年度から町では、保育人材を確保するため、保育士・保育教諭を目指す学生や、保育施設で働くことに興味を持っている方などが、町内4つの保育施設(倶知安幼稚園・藤幼稚園・めぐみ幼稚園・くっちゃん保育所ぬくぬく)を巡り、施設の見学や施設長へ質問ができる「保育施設見学ツアーinくっちゃん」を開催しています。
今月号の特集では、同ツアーの様子のほか、町が保育人材確保のために実施する支援事業などを紹介します。

▽保育士などを目指す学生5名が参加
8月20日(火)に学生向けの見学ツアーを実施。参加者は、保育の様子を見学した後、園長らに「年齢やクラスの違う子ども同士の交流はありますか」や「外国人の保護者とのコミュニケーションは大変ですか」などと質問しました。

■参加してみて!?やってみて!?
「保育施設見学ツアーinくっちゃん」では、各施設の子どもたちがのびのびと過ごす様子を見学するだけではなく、各園長・所長から施設の設備や仕事の内容などについて説明を受けることができ、自分が働いている姿をより具体的にイメージすることができます。
ここでは、保育士を目指す学生と保育施設の園長に、同ツアーについて話を聞きました。

▽松本佳子(かこ)さん
「子どもと関わる仕事がしたい」と思い、今は大学で保育や幼児教育に関わる勉強をしています。
地元の倶知安に戻るか、他の場所に就職するかを考えたときに、職場の雰囲気や施設の様子を知っていた方が安心だと思い、見学ツアーへの参加を決めました。
今回見学した施設は、どこもしっかりとしたコンセプトがありましたが、子どもたちのことを第一に考えているところは共通していると感じました。子どもにとって、多くの選択肢があり、さまざまな体験ができる環境が良いところだと思います。
今後の就職活動への不安もありますが、優しくて面白い、親しみのある先生になれるよう、頑張りたいと思います。

▽倶知安幼稚園園長 山階顕雄(けんゆう)さん
保育士として働く人が年々減っており、一つのこども園で必要な人材を確保するのは難しいと悩んでいました。
そんなときに、町が「一緒に保育士確保に取り組もう」と声を掛けてくれたので、とてもありがたかったです。
すぐに結果を出すのは難しいかもしれませんが、町内のこども園と町が一緒になって、この取り組みをスタートできたことは、この町の子育て環境整備のために、大事なことだと思います。
保育士の仕事は大変ですが、子どもたちと毎日関わることができ、こんなに楽しい仕事はないと思っています。これからも、町と一緒に取り組みを続け、「くっちゃんで働いてみよう」と思う人が増えてくれるとうれしいです。

■くっちゃんで先生になると!?
町では、保育士・保育教諭確保のため、次のとおり支援を行っています。詳しくは、こども未来課へお問い合わせください。

▽奨学金返還支援助成金
働きながら奨学金を返還する保育士などへ支援
最大120万円(年24万円×5年間)

▽保育人材確保一時金
8年間で総額100万円を交付
町内で継続して働く保育士などへ交付

問合せ:こども未来課こども支援係
【電話】55-6116

■いつでも誰でも参加OK 施設見学や保育体験してみませんか?
町内4つの保育施設では、施設見学のほか、潜在保育士の方や保育の仕事に興味がある方の保育体験を受け入れています。お気軽にお問い合わせください。

保育士確保事業PRパンフレットでも詳しく紹介しています!

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