新しい生活が始まる季節。安心、安全なスマホ(スマートフォン)利用のために、次の点に注意しましょう。
1.適切にインターネットを利用する
トラブルに巻き込まれないように、スマホの使い方だけでなく、インターネットに関する知識、利用に関するモラルやコミュニケーションの仕方を親子で確認しましょう。
2.家庭内でルールを作る
生活習慣に悪影響が出ないように、お子さんと一緒に話し合い、ルールを作りましょう。ルールは「スマホやネットの利用は21時まで」「必要のない日は学校に持っていかない」など具体的に決めましょう。
3.フィルタリングなどの機能制限を設定する
フィルタリング機能は、不用意に違法または有害サイトにアクセスしないようにする機能です。事件や課金トラブルに巻き込まれる可能性を無くすためにも、子どもが使用するスマホには必ず設定しましょう。設定方法が分からない場合は、携帯電話会社や販売店に確認しましょう。
◆スマホを利用する上での不安要素とその対策
子どもがスマホを利用することで、個人情報をインターネット上に流出させたり、犯罪被害に巻き込まれたりする事件が増えています。次のような対策を行うことで、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。
また、保護者のスマホを子どもに渡す場合も、同様の注意が必要です。
◆中高生のスマホ・インターネットのトラブル
◇SNSによるトラブル事例
ネットで親身になってくれた相談相手に会いたくなった
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実際に会うと同世代のフリをした悪い大人で、犯罪に巻き込まれてしまった
多くの人が日常的にSNSを利用する中で、日々の生活で抱える悩みやストレスをネット上にぶつけることで、自分の感情や気持ちをコントロールしようとすることも少なくありません。
そんな心理状態や判断の甘さを知って、近づいてくる悪い人もいます。ネットで知り合った人が実際の社会でも良い人とは限りません。
ネットだけの知り合いとのやり取りは、他の人からも見える場所で行い、深入りしないようルールを決めて、意識して使うことが自分の身を守る第一歩です。
周囲に知られたくない悩みがある場合は、専門の相談窓口を利用しましょう。
◇不適切な写真や動画による損害賠償請求事例
友人との悪ふざけで撮影した、不適切な写真や動画をSNSに投稿した
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不特定多数の人に拡散されてしまい、損害賠償請求をされた
身内だけに見せるつもりだった投稿が拡散し、誰かを傷つけてしまったり、炎上してしまった事例や違法行為で罰せられた事例もあります。そのときのノリや勢いで撮影や公開をするのではなく、落ち着いて考えることが大切です。
また、写真や動画だけでなく、なりすまし投稿やフェイク情報の書き込み、拡散などもやってはいけません。ネットで広まればあっという間に個人が特定されてしまいます。
ネットに刻まれた情報は半永久的に残るため、いたずら半分でしたことの代償は恐ろしく大きいものとなります。未来の自分を苦しめることのないよう、正しく利用しましょう。
問合せ:教育委員会 生涯学習課【電話】75-2146
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