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(特集)防災食育センターが完成しました

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北海道北広島市

防災食育センターは、災害時は備蓄食料の提供や支援食料の受け入れ、炊き出しを行い、市内の避難所に配送するなど食料の調達と供給を行います。平常時は市内の小学校8校の学校給食約3,000食分を提供する複合施設です。
現在の学校給食センターは7月31日(水)に移転し、8月27日(火)から給食の提供を開始します。

◆防災食育センターの設備など
施設内は衛生管理を徹底し、子どもたちに安全・安心な学校給食を提供するとともに、災害時には、おにぎりや汁物などの炊き出しを行います。

◇災害時にも利用できる炊飯システム
一定温度に加熱した水を注入し、安定した品質で炊き上げる定温水炊き方式の炊飯システムを導入しました。

◇多彩な献立に対応した連続式過熱水蒸気調理機
過熱水蒸気によって焼く・煮る・蒸すことができる連続式過熱水蒸気調理機を導入しました。

◇食物アレルギーに対応した専用調理室
最大50食の食物アレルギー対応給食(卵と乳の除去食・代替食)が提供できる専用調理室を整備しました。

◇食材を安全に提供
弱アルカリ性の水溶液によって食材を安全に除菌する、電解次亜水生成装置を導入しました。

◇衛生管理徹底のためのコンテナイン消毒機器
洗浄を終えた食器を配送コンテナに積み込み、コンテナごと熱風で消毒する機器を導入しました。

◇おかず同士が混入しないよう6種類の食器を採用
おかず用仕切り皿の使用をやめ、食材同士が混ざらないように個別の食器を採用しました。

◆施設の特徴
◇ローリングストック方式の採用
災害時の炊き出し用に備蓄している米と汁物を、平常時は学校給食として活用します。使った分は補充し常に備蓄するローリングストック方式を採用しました。

◇非常用自家発電機を整備
停電時でも炊き出しや備蓄食料の提供、支援食料の仕分けなど、災害時の活動が継続できるよう自家発電機を整備しました。稼働燃料3日分を地下タンクに備蓄します。

◇1時間当たり4,800個のおにぎりを製造
1時間当たり4,800個のおにぎりを製造する成形機、包装機を導入しました。学校給食用として使用するとともに、災害時には炊き出しを実施します。

◇見学コースを整備
2階には1階の調理場が見学できる防災食育ホールを整備しました。階段状の見学席も設置し、座席下のスペースには、災害活動に必要な物資などを備蓄します。

◇防災食育研修室を整備
社会見学などの受け入れや防災・食育の研修会を実施する研修室を整備しました。災害時には、支援食料の受け入れや各避難所に配送する食料の仕分け作業を行います。

◇防災対応離着陸場(ヘリポート)を整備
地震などにより道路が寸断されることを想定し、ヘリポートを整備しました。災害時には空輸による支援物資の受け入れ拠点になるほか、平常時はドクターヘリなどの救急活動に活用されます。

◆防災機能
◇拠点機能
避難所生活者への食料配送や自衛隊など関係機関との連絡調整の拠点になります。敷地内のヘリポートで空輸による支援物資の受け入れを行います。

◇備蓄機能
アルファ化米など約8,000食分の食料をはじめ、炊き出しに必要な米や汁物3食分(米2,400kg、汁物24,000食分)を備蓄します。

◇応急給食機能
市内の避難所生活者を対象に炊き出し(1日1回、おにぎり2個と汁物)を3回実施します。

◆施設内覧会
下記の日程で内覧会を行います。直接センターに来てください。
日時:7月9日(火)14時30分から
*受け付けは15時までです。
*参加多数の場合は、グループに分けて案内します。

◆施設概要
所在地:大曲2番地1
敷地面積:17,930平方メートル
延べ床面積:3,798平方メートル
構造:鉄骨造地上2階耐震構造

問い合わせ:防災食育施設整備担当
【電話】373-2487

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