■寺垣議員
北竜町人口ビジョンの取り組みについて
◇寺垣議員
平成27年10月に策定された北竜町人口ビジョンに想定された人口減少のスピードはコロナ禍もあり、当時の予想をはるかに上回る。今後の北竜町の人口減少対策について具体的な対策を理事者に伺う。
◇佐野町長
令和5年9月1日現在の北竜町の人口が1,655人であり、人口減少が2年ほど進んでいる状況にある。
一番の要因は、死亡数が予想を上回ったことが考えられ、町では、令和4年度より実施している地方創生推進事業「未来に咲き誇る北竜ひまわり商社(仮称)構築プロジェクト」において、
○ひまわりによる観光の強化による交流人口の増加
○農業及び観光を主軸とした雇用拡大の促進
○雇用安定化による婚姻促進と出産
○子育てへの支援
○定住生活環境の整備及び移住
○交流促進に向けた自由環境の整備
に取り組んでおり、地域資源の磨き上げやプロモーション活動による地域観光拠点や産直施設の収益向上を目指すとともに、人口流出で不足している労働力についても新しい働き方の仕組みを検討している。
また従前より実施している農業後継者対策、商工支援、子育て支援、定住促進事業は継続して実施しており、魅力あるまちづくりを推進していく。
◇寺垣議員
2040年を一つの起点とし、それに向けての具体的な方策として、基幹産業の米作り農業、観光があるが、どのくらい本腰を入れていくのか、議会・行政・町民の総意が求められ、対策が必要と思うがどうか。
◇佐野町長
(一社)つながる地域づくり研究所に協力頂き、今年のひまわりまつり期間中に学生を中心に、ウエル・カルや住宅に住み北竜の田舎の良さについてモニタリングして頂いた。
またメロン、スイカを含めた農作業の研修に入ってもらい、その感想を現在集約している最中であり、それらを参考にし、より一層農業とひまわり観光を充実した町にしていきたいと考えている。
■中村議員
佐野町長3期の実績と評価について
◇中村議員
佐野町長におかれましては、平成24年2月、当時現職の町長と選挙戦を勝ち抜いて就任されました。
以後2期を無投票により当選され、間もなく12年を経ようとしています。3期の実績、成果について伺います。
◇佐野町長
12年間、職員の協力と議員各位の理解により取り進めてきた。
ハード事業としては、農産物直売所みのりっち北竜・商業活性化施設ココワ・保育所の建設等や改善センター、消防庁舎・北竜温泉の大改修を行った。
ソフト事業としては、全国で初めて運転免許証の自主返納対策、地方創生民間企業との連携によりひまわり油の再生を行った。ふるさと納税では8年連続3億円を超えている。子育て支援では保育料や学校給食費の無償化等を行いまた、光ファイバーの全町設置もされた。老朽化施設の再配置計画の策定を行った。次代につなぐ取り組みとして観光大使やふるさと応援大使の委嘱を行い、北竜のPRのために取り組んでいただいた。
北海道町村会の副会長、空知町村会の会長なども担っている。
なお、体調のこともあり、後援会とも相談し来年の町長選には出馬しないこととした。
◇中村議員
数多くの取り組みをされてきており、特筆されることも多々ありますが、ご勇退とのことであります。まだまだやれるとも思いますが、今後、どなたかに後継指名をされるのか伺います。
◇佐野町長
後継指名ということは特段考えていない。次を担う候補者が立起してほしいし、複数の場合には公平に、一人の場合は全力で応援する。
◇中村議員
12月の定例会もあり、2月まで任期がありますのでよろしくお願いします。
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