◆木村議員 ひまわりの里の整備計画と運営について
▽木村議員
ひまわりの里の整備について、ノンノの森や野球場のサブグランドも水はけが悪いので排水対策を行い、樹木が生い茂る森とキャンプ場として使用できるよう整備をしてはどうか。
遊覧車やひまわり迷路などの運営見直しと、追加の遊覧車やトレーラーハウスの設置等、町の収入として還元できるようにしてはどうか。
ひまわりの里の開花状況について、満開の期間が短く、今後料金をもらうためにはできるだけ長い開花期間が保てる品種を植えていく必要があると思うが、ひまわりの品種の入替等検討して行く考えはあるか。
また、きれいなひまわりを咲かせるためには圃場の地力増進が大切で、そのためには有機物としての緑肥のすき込みと一部必要なところへの堆肥の投入が必要であると考える。有機物としての成分が数倍多い「ロシア」を使用すると良いと思うがどうか。
▽佐々木町長
ひまわりの里の整備については、町民並びに関係者の皆様にも多くのアイディアをいただいており、建物だけではなくノンノの森等の周辺整備、観光センター、ひまわりまつりの運営など全体計画として今後とも皆様と協議して参りたい。
品種について、現在は草丈が1~1・5m程度で倒伏に強く密植にも適しており、近い位置で撮影できることから大変好評を得ている。ホクレン、種苗会社などにも問い合わせし、よりよい品種の検討や適正な播種時期など調整して参りたい。
▽木村議員
ひまわりの里及びその周辺整備計画の全体像を決めて、年次計画を立て優先順位を決めながら進めて行くべきだと考える。
▽佐々木町長
ひまわりの里の整備計画とその全体像、そして進めるに当たっての優先順位は当然必要な事である。令和7年度に向けて検討していく。
◆木村議員 ひまわりの里の渋滞緩和について
▽木村議員
ひまわりまつりの期間中、渋滞が発生している。
渋滞を緩和するために、観光センターの新設・移転を念頭に置いて、現在のひまわりの里入り口から町営野球場のバックスクリーンの裏を通り、世界のひまわり圃場一部を通過しノンノの森を抜け、中学校体育館の横を通り国道へとつなげる道路の新設が必要であると考える。
また、札幌方面からの渋滞を緩和するために、墓地線については駐車場への入り口としての補完路線とすることが望ましいと思うがどうか。
▽佐々木町長
令和4年度に実施した渋滞対策では、場内の出入箇所や駐車場へのルートが複数あるため、入庫・出庫の管理が錯綜していること等から駐車場内の導線整理を実施した。その結果、令和5年度は大きな渋滞もなくひまわりまつりが終了した。
今年は昨年より2割程度、来訪者も増加したが、国道の渋滞予測情報掲示やトラック協会等への迂回路の周知により運送事業者の車両が少なくなった様に思われる。また、今年は場内の警備員を増員しスムーズな誘導対策をした。
なお、墓地線の進入路活用については、バスやトレーラ付車両等の大型車の進入の安全性確保を含め検討する。更なる緩和対策については、道路や駐車場整備などを検討することとなるが、今後の増加率がどのくらいあるのかということを踏まえ、有益性が高い経路について関係者皆様と検討していく。
▽木村議員
入り口での駐車場への誘導を1か所から順次つめていくやり方だけでなく、2か所、3か所へと誘導して行けば渋滞を緩和出来るのではと思う。
◆沖野議員 ひまわりの里の渋滞緩和対策と料金徴収について
▽沖野議員
ひまわりまつりにはたくさんの観光客にご来場いただいた。ただ、最盛期には渋滞があり、碧水方向からの右折車がかなりの時間入場できないと聞いている。解決策として、元テニスコート駐車場の一部を右折車入口に整備できないか。
また、来年度から駐車料金を徴収する考えとのことだが、果たして混雑時に対応出来るか不安を感じる。入場料の徴収を含め再度検討してもよいのではないか。
▽佐々木町長
スポーツ公園への進入口増設については、安全面確保等をふまえ検討していく。今年度の反省も踏まえ、まずは出入口への警備員の配置増強等により、スムーズな動線確保、誘導について引き続き協議していく。
駐車料金徴収への検討については、ひまわりの里では柵や田園エリアとの区分けを行なっておらず、田園に黄色いひまわりが咲き誇っているところをいつでも自由に出入りできる、おおらかな開放感がひまわりの里の魅力であると思っている。
しかしながら、入場料徴収をおこなうには、人の出入りを制限できる設備や対策により公平なものとしなければならない。その点、駐車料金徴収では一定の場所を指定することにより公平性が担保できることから検討することとなった。
第一段階として検討を始めたので、実際の徴収までには方法や徴収にあたる者の選定など更なる協議が必要であり、今後の調査でも入場料徴収とも比較していく必要があると考えている。
▽沖野議員
混雑時を予測しての誘導の方法を話しあうことが大事。また、駐車料金徴収には反対ではないが混雑時に更なる渋滞が発生しないかが不安だ。
▽奥田副町長
元テニスコート駐車場整備時に出入口も検討したが、現出入口と接近しており右直事故の危険性があり、あえて入れないようにしている。
▽沖野議員
観光客からマイナスなイメージを持たせないためにも工夫は必要なので、今後も提案していきたい。
▽佐々木町長
料金徴収の議論は平成9年の入込数19万人で観光センターが出来たときに初めて議論された。当時はまだひまわりの里の今後の見通しが見えていなかったので、料金徴収する時期ではないと判断した。
平成22年の展望台建設のときに再度検討されたが、当時25万人の入込数が14万人になり観光客の激減により見送られた。その後は観光協会などで検討はされていたが実施にはいたっていない。
ひまわりの里の運営費には毎年3,000万円ほどかかる。町の状況をみて料金徴収を判断したので今後も協議していきたい。
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