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野生動物対策の状況

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北海道占冠村

■エゾシカ
今年8月のシカ駆除は49頭に上り、8月の数値としては過去最高でした。9月もおおむね例年並みに推移しています。10月以降、シカたちは繁殖に絡んだ行動パターンに移行し、オス同士の闘争や優勢オスによるメス群の囲い込みが生じます。また捕獲現場では、オスは捕りやすくメスは捕りづらい傾向となります。体毛が黒くなったオスは夜道で視認しづらく、車との衝突もいっそう危ぶまれますので特にご注意ください。

■ヒグマ
8月から9月にかけては例年、市街地や道路沿いでのヒグマの活動情報が減っていくと同時に、デントコーンの食害が起こる時期です。今年も傾向としては例年通りながら、情報件数も農業被害も少なめで落ち着いています。被害圃場での捕獲も9月20日時点までで4頭に留まっています。
昨年は秋にもヒグマの接近事案が多い特異な年でしたが、今秋はどうなるでしょうか。秋の主要なえさと目されるミズナラのドングリは豊作、コクワとヤマブドウもあるようです。平年と同じく静かに暮れることを期待しています。
4年目となる酪農学園大学の電波追跡調査は、8月末に今年1頭目、通算7頭目の生体捕獲に成功しました。コーン収穫前の捕獲は初めてでしたが、放逐後は畑から遠く離れました。他方、昨年11月に放った個体が数日間にわたり畑に出入りし、移動の様子が初めて明らかになりました。

■猟区の入猟対応について
今期も10月からシカのガイド猟と、シカ、ヒグマに係る各種研修事業を実施していきます。私たちの村から全道、全国に向け、心尽くしの捕獲技術や狩猟文化を分かち合っていきましょう。

問合せ:農林課林業振興室野生鳥獣専門員
【電話】56-2174

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