文字サイズ
自治体の皆さまへ

なよろっぽい家づくりの会 VOL.69

14/34

北海道名寄市

■寒冷地域の住宅
◇〔閉鎖型住宅〕の要件
(1)気密性
隙間相当面積[C]値で表され、数値が小さいほど気密性が高いとされます。
C値=家全体の隙間の合計(cm)+建物の延床面積(m)
※床面積1mあたりのすきま面積(cm)
簡単にいうと、どれだけ気密の高い(すきまの無い)家かという目安です。数値は、「気密測定」という検査方法で実測して算出します。
以前は、寒冷地では2.0cm/m、その他の地域では5.0cm/mと国の基準が示されていましたが不思議なことに現在はありません。この数値は設計時(施工前)に算出・推測出来なく、完成間近か、あるいは完成後、実測によってのみ出せる数値なのです。
このことから家の最も重要な”性能品質”である気密性は、エ法あるいは現場施工の善し悪しに大きく左右されるということを物語っています。

(2)断熱性
以前は熱損失係数[Q]値で表されていましたが、現在では外皮平均熱貫流率[Ua]値で表されるようになりました。[Q]値、[Ua]値の算出にはそれぞれに前提となる考え方があり、一長一短があると思います。
どちらにしても設計段階で算出し、数値が小さいほど断熱性が高いことを示します。
Q値=熱損失量(w/k)+延べ床面積(m)
※吹き抜けは床面積に換算し、換気量も考慮
Ua値=熱損失量(w/k)+外皮面積(m)
※外皮面積とは床、外壁、窓、玄関ドア、屋根など外気と接する面積の総計

(3)計画換気
(1)気密性、(2)断熱性が確保されると、換気の設計が確実なものとなります。

問い合わせ:なよろっぽい家づくりの会事務局(NPO法人なよろ観光まちづくり協会内)
【電話】01654(9)6711

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU