◆高齢者保健医療福祉計画・介護保険事業計画とは
「市民みんなが安心して健やかに暮らせるまちづくり」を基本目標として高齢者の保健医療福祉に関する施策をまとめ、老人福祉事業や介護保険の各種サービスの見込量などをまとめたものです。
・本計画は、「老人福祉法第20条の8」に基づく市町村老人福祉計画並びに「介護保険法第117条第1項」に基づく市町村介護保険事業計画として一体的に策定します。
・第9期の計画期間は令和6年度から令和8年度までの3年間です。
・名寄市総合計画を最上位計画として、関連する施策や事業との整合性を図りながら、策定しています。
◆基本理念
本計画の策定に当たっては、次に掲げる3点を基本理念とし、保健医療福祉サービスを提供する体制の確保を図ります。
(1)要介護状態・要支援状態の軽減もしくは悪化の防止、または要介護状態・要支援状態となることの予防に努めます。
(2)高齢者などの心身の状況、その置かれている環境などに応じて、高齢者などの選択に基づき適切な保健医療サービスおよび福祉サービスが、多様な事業者または施設から、総合的かつ効率的に提供される体制を構築します。
(3)高齢者などが要介護状態となった場合においても、可能な限り住み慣れた地域において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことを支援します。
◆地域の課題に向けて~高齢者が安心して暮らし続けるために~
(1)冬の暮らしのかたち
・冬期間、路面凍結などで外出機会が減る高齢者などの外出を促す仕組みとして、地域における「通いの場」の拡充を図ります。
(2)便利な交通手段のかたち
・通いの場に伴う買物支援への補助のほか更なる制度の充実に向けた仕組みを検討します。
(3)高齢者の住まいのかたち
・道や近隣市町村との連携を強化し、高齢者向け住まいの質の確保に努めます。
(4)切れ目ない医療・介護のかたち
・ICTを用いた医療と介護の連携(ネットワーク化)により、患者(利用者)への支援の迅速化・効率化を図り、切れ目ない適切な支援とサービス向上を図ります。
◆高齢者施策の基本的方針および施策の体系
目標の実現に向けた高齢者施策の基本的方針および施策の体系は、次のとおりです。
○市民みんなが安心して健やかに暮らせるまちづくり
健康づくりと介護予防の推進
高齢者の積極的な社会参加
認知症施策の推進
高齢者の権利擁護
医療と介護の連携
生活支援体制の整備
介護サービス基盤の整備
高齢者のニーズに応じた住まいの確保
介護人材の確保・育成、業務の効率化
災害や感染症対策に係る体制の整備
1)健康づくりと介護予防の推進
1 高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施
2 介護予防・生活支援サービス事業
3 一般介護予防事業
4 健康づくりへの支援
(1)各種検診事業の充実
(2)健康づくりの普及啓発
2)高齢者の積極的な社会参加
1 老人クラブ
2 高齢者の生きがいと健康づくり
3 生涯学習
4 社会参加による生きがい支援
5 敬老事業
3)認知症施策の推進
1 地域での見守りや支援
2 認知症総合支援事業
4)高齢者の権利擁護
1 権利擁護業務
2 成年後見制度利用支援事業
5)医療と介護の連携
1 在宅医療・介護連携の推進
2 医療サービス
(1)プライマリ・ケアの推進
(2)在宅医療・終末期医療の推進
6)生活支援体制の整備
1 高齢者等の生活支援事業
2 家族等介護支援事業
3 高齢者等への見守り支援
4 総合相談支援業務
7)介護サービス基盤の整備
1 包括的・継続的ケアマネジメント支援業務
2 住宅改修支援事業
3 ケアプランの点検
8)高齢者のニーズに応じた住まいの確保
1 高齢者の住まい
2 認知症グループホーム居住費助成事業
9)介護人材の確保・育成、業務の効率化
1 介護人材の確保・育成
2 介護現場における業務効率化の取組
10)災害や感染症対策に係る体制の整備
1 災害対策
2 感染症対策
市ホームページに本計画の全文を掲載しています。
詳細は、次コードを読み取ってご確認ください。
※コードは本紙をご覧ください。
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