新規就農に向けて地域担い手育成センター(農業活性化センター)で農業実習をしています。今年は、コマツナやミニトマトの栽培を中心に、就農に必要となる知識・技術の習得や、農業機械の使用方法、経営の基礎などについて学んでいます。
■コマツナ・ミニトマトの栽培について
ビニールハウス4棟で、コマツナ・ミニトマトを栽培し、ホクレンショップや市場に出荷しました
◇コマツナ
品種:夏蒼天・陽翠
栽培面積:約 3.3a(ビニ-ルハウス2棟)
5月播種、5月下旬から収穫・出荷。防除の大切さや選果作業について学びました。出荷に必要となる作業量について意識することができました。
◇ミニトマト
品種:キャロルムーン
栽培面積:約 3.3a(ビニ-ルハウス2棟)
4月中旬定植、7月~ 10 月に収穫・出荷。かん水のタイミングや芽かき等の管理作業について学びました。時期による市場価格の変化に驚きました。
このほか、農業活性化センターで栽培するキャベツ、ペポカボチャ、大豆、スイートコーン、ホップ、アスパラガス、サツマイモなどの栽培に係る作業補助を行い、収穫までの農業実習をしました。また、大型特殊自動車免許の取得、刈払機安全講習を受講しました。
■さまざまな場面で多くの方にお世話になっています
農作業実習以外でも、学ぶ機会や多くの方と交流できる機会をいただき、とても刺激になっています
町内のお祭りやイベントにも参加しました。特に「どん と こ い!わっさむ夏まつり」で、カブトムシ一本釣り体験コーナーをJA青年部としてお手伝い。町内・町外問わず多くの方が来場され、大いに盛り上がっていました。
JA北ひびき・上川農業改良普及センター士別支所主催の農業基礎ゼミナールに参加しました。士別地区の圃場を会場に、農家の方から多くのことを学びました。また、農業用ドローンの飛行についても見学しました。
集落支援員の方の畑をお借りし、家庭菜園に取り組みました。スイカ、メロン、パプリカ、ナス、キュウリ、ネギ、トウガラシ、オクラなどを栽培しました。
JA北ひびき青年部和寒支部の各種研修に参加しました。札幌中央卸売市場やクボタアグリフロント、土の館などを見学し、さまざまな知識を学びました。青果卸売場ではセリの様子も見ることができました。
町内の圃場で行われた青空教室に参加しました。この日は小麦の栽培について、実際に生育状況を見ながら考え方などを教えていただきました。
◆田中
○出荷することの喜びを実感
農業の経験や知識が全くない状態からのスタートでしたが、作物の播種から栽培に携わって、管理作業の大変さや、収穫の喜びを経験できました。特に灌水のタイミングや、防除の重要性を感じました。さらに、出荷、販売までのより実践的な一連の農業実習はとても勉強になりました。
すべての管理作業が滞りなく進んだ訳ではなかったので、それらを踏まえて、改善すべきことに気付くこともできました。
農作物の栽培・出荷をサポートしてくれた、農家さん、JA、農業改良普及センター、ホクレンショップ、農業活性化センターの方々に大変感謝しています。今後も目指す就農に向けて、活動していきますので、ご指導よろしくお願いします。
◆小野
○恵まれた環境での生活に感謝
地域おこし協力隊として和寒町に着任してから半年が経ちました。皆様の温かいご支援のおかげで、日々充実した農業実習を続けることができています。
栽培した野菜の出荷に際して、多くの方からアドバイスをいただき、たくさんのことを勉強させていただきました。栽培から出荷までの実践的な経験を積むことで、幅広く知識を得ることができ、自分の夢に一歩ずつ近づいていると実感しています。
引き続き、和寒町での生活を楽しみ、これまでの反省すべき点を振り返りながら、農業実習に励んでまいりたいと考えています。今後ともご指導、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
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