■第9期「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」を策定
高齢者に関する保健福祉事業や介護保険制度に関する総合的な計画として、「第9期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(令和6年度から令和8年度)」を策定しました。
◆基本的な考えかたと基本目標
『生きがいと安心・ふれあいのまち わっさむ』を基本理念として、地域による支え合いや介護保険等の各種サービスを活用して、高齢者が住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らし続けられるよう、7つの基本目標を掲げ、各種事業を実施していきます。
《7つの基本目標》
1 介護予防と健康づくりの推進
2 生活支援サービスの充実
3 総合的な認知症施策の推進
4 医療と介護の連携
5 生きがいづくりと社会参加の促進
6 住み続けるための社会資源の整備
7 介護保険制度の円滑な実施
◆人口の将来推計
本町の総人口は年々減少しており、令和8年には2,786人になると推計されます。
高齢者(65歳以上)の人口は、令和8年で1,332人と減少が見込まれますが、人口に対する高齢者の比率は高まり、高齢化率は47.8%になると推計されます。
◆介護が必要な人の将来推計
高齢者数の減少に伴い、介護サービスなどの支援を必要とする要介護(要支援)認定者数は緩やかに減少していくことが見込まれます。
認定率には大きな変動は見られず、今後も20%後半で推移していくと推測されます。
◆介護サービスにかかる費用の見込み
介護サービス費用は第9期計画の3年間で約16億円が必要と見込まれます。
推計を基に、今後3年間の第1号被保険者の介護保険料を計算した結果、第8期と同額(月額5,950円)となりました。
保険料基準額(月額)第8期:5,950円⇒第9期:5,950円
■65歳以上の方(第1号被保険者)の介護保険料
介護保険の財源に占める保険料負担割合は、第1号被保険者23%、第2号被保険者27%と決められています。(右表参照)
第1号被保険者の介護保険料は、3年ごとに見直され、介護サービスにかかる費用などから算出した『基準額』をもとに、個人の所得に応じて決まります。
老齢・遺族・障害年金などが年額18万円以上の方は、年金から差し引かれます。年度の途中で65歳になったり、所得の変更があった場合は一時的に納付書で納めていただくことになります。
※40歳以上65歳未満の方(第2号被保険者)の介護保険料は、健康保険の保険料と一体的に徴収されます。
国では介護保険制度の持続可能性を確保する観点から、今後の介護給付費の増加を見据え、所得段階を9段階から13段階に増やし、第1号被保険者間で高所得者から低所得者への所得再分配機能を強化しています。
☆令和6年度~令和8年度の所得段階区分ごとの介護保険料 ※( )は令和5年度
※第1段階~第3段階は、低所得者に対する保険料軽減事業適用後の保険料率・保険料額
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