これまで様々な場面で町民の皆さんから寄せられた「ふくしのまちづくり」に関する疑問やご質問にお答えいたします。
今回は、拠点の「食」に関する機能の検討状況についてご報告します。
【ふくしのまちづくり基本構想 ビジョン5】
農業・食文化を推進する機能の構築
・地域の方々のお仕事と交流、子どもたちの学びを創出する「開放型の農場、作業所・休憩所」
・特別養護老人ホームの厨房機能を活用した、子どもを含むあらゆる世代への「食の拠点」
・子どもからお年寄りまで自由に集うことができる「イートインスペース」
◆事業はだれが考え、だれが行うのですか?
ふくしのまちづくり基本構想では「自分たちで考え、自分たちで行動する。」を基本方針としています。地域の歴史や食文化を大切にしながら、新たな食に関するアイデアや取り組みを進めるためには、町民一人ひとりが自ら関わることが欠かせません。
○「ふくしのまちづくりラボ」によるプランづくり
6月28日(金)公民館恵み野ホールにおいて、新たに整備する福祉施設を拠点に「食」に関する具体的なプランを町民自ら検討するふくしのまちづくりラボを開催しました。
社会福祉法人ゆうゆうの大原理事長とteco(てこ)の金野代表から基本構想や基本計画ついて説明を受けた後、参加者はグループに分かれ、それぞれ出し合った昔と今の和寒の味や食に関する思い出や場所を参考にしながら、これから「どこで、誰と誰が、できること、やりたいこと」を和やかに語り合いました。
◆「農業・食文化を推進する機能」とは具体的にどのようなものですか?
新たな福祉施設について、「農業や食文化」の機能として、これまで開催したふくしのまちづくりサミットやラボでは、町民から次のような意見が出されています。
農業・食文化を推進する機能については、まだ具体的に決定したものはありませんので、引き続き町民の皆さんと共に考えていきます。
○食べるところ・買うところ
(例)レストラン、カフェ、お総菜屋
高齢者の暮らしを守る配食サービス
施設利用者と家族が一緒に食べられる場所
シェアキッチンによる日替わり店舗 など
○農作物の活用
(例)規格外野菜の活用
農産物の収穫体験
南瓜、キャベツを使用したスイーツ
和寒町の食材を使った献立募集
保存食への加工(レトルト、缶詰) など
○食を軸としたみんなの居場所
(例)子ども食堂、食を通した多世代の交流
幅広い年代が参加できる料理教室
子どもたちへ食の大切さを伝える場(収穫・調理体験、メニューづくり)
昔の食堂や家庭の味を再現
特養利用者による畑づくり
子どもたちが町内の食材を食べられる場 など
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