■乳がんは、女性がかかる最も多いがんです
高齢になるほど増加する他のがんと異なり、40~50歳代の比較的若い世代が多い(※1)ことが特徴です。早期発見・早期治療のために、自分の乳房の状態を普段から意識し、把握しておきましょう。
※1 国立がん研究センターがん対策情報センターより
■乳がんのリスクが高い方は?
女性ホルモン(エストロゲン)との関係性により、以下のような場合に乳がんの発症リスクが高まると言われています。(※2)
□40歳以上
□初潮が早く、閉経が遅い
□出産歴・授乳歴がない
□高齢初産
□肥満(特に閉経後)
□血縁者に乳がんの人がいる
□良性の乳腺疾患になったことがある
□乳がんになったことがある
□経口避妊薬使用の経験がある
□閉経後ホルモン補充療法の経験がある
※2 厚生労働省:がん検診手帳より
■乳がんが発生しやすい部位はどこ?
A→B→C→D→Eの順で発生しやすく、まれにわきの下にできることもあります。
■乳房チェックで自分の乳房の状態を知ろう
日頃の着替えや入浴、シャワーの時に乳房を見て・触って、確認することが乳がんを早期発見する有効な方法の一つです。乳房の変化を感じたら、乳腺外科などを受診しましょう。
(1)見てみる
鏡の前で腕を上下してよく観察をする
(2)触ってみる
内側半分と外側半分にわけて矢印の方向に押しながら触る
(3)絞ってみる
乳首を軽くつまむ
~気を付けたい乳房の変化~
□乳房にしこりがある
□乳房にえくぼやただれができる
□わきの下(リンパ節)が腫れている
□乳首から分泌物がある
□左右の乳房の大きさが極端に違う
自分の乳房を触って確認する方法以外に、年に一度乳がん検診を受けることが大切です。詳しくは和寒町ホームページをご覧いただき、保健福祉センター(【電話】32-2000)までお申し込みください。
保健師:小野寺遥
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