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協力隊通信

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北海道天塩町

●天塩高校と高大連携
9月8日、前日より天塩町入りした筑波大学の大学院生をはじめとする関係者が天塩高校に集まり、対面でのワークショップが始まりました。7つの班に分かれて、それぞれのテーマに沿って、これまで筑波大学とのオンライン授業で学んだ成果を盛り込みながら「まちおこし」具現化していきます。関東から来る学生たちが道北についてわかりたいこと、生徒たちがイメージし町を表現したいこと。話し合いを進め、メモをとり、模造紙に貼り付け、考えをまとめアイデアをぶつける姿は真剣そのもの。こうした授業風景はいつ見ても未来感に溢れています。「風車をLEDで飾りたい」「歴史資料館が由緒あるホテルのように宿泊できたら」「シャケのおにぎりとコロッケ、これで何をつくったら道の駅に置けるかしら」「しじみロード、映えない?」「夕日にはブランコでしょ」「スマホでPR」「カフェがほしい」と年々その成果は洗練されてきており、シンポジウムで発表する姿も頼もしくなってきています。
その、発表ぎりぎりまで生徒の気持ちを盛り上げようとする学生たちの支援が今回とても際立ちましたので、こちらで共有します。その一、ワークショップ後には「アイトラッキング・カメラ」を生徒に装着してもらい、発表スライドのどこを見ているかをみんなで確認し、臨場感をもたせる。その二、生徒向けにクイズ大会を行い、学生も天塩町について学び、生徒にそれを伝えるような出題をすることでお互いの学びにつなげる。その三、「全国大学生観光まちづくりコンテスト2023」全国大会を控えた学生が生徒の前で本選さながらの発表をし、その姿勢をみせてくれたこと。学生の本気度が伝わった体験となり、シンポジウム本番ではその体験がしっかりと活きている発表になりました。来場していた父兄の方から「こんなに面白いとは思わなかった」と興奮さめやらぬコメントを聞き、連携を傍観していた私も嬉しくなりました。

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