編集後記

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♪いつも「広報てしお」をご愛読いただき有難うございます。広報担当の菅原・菅野です。
♪「広報てしお」が本号で通算800号目となりました。第1号が発刊された68年前の1956(昭和31)年は、町の歴史上、人口1万人を超え最多となり、それまで豊漁だったニシンが突如として激減した激動の年でした。800号を達成した2024年を、数十年後の後世の方々がどのような年だったと記すのか、興味深いです。
♪今月号の表紙と「マチの話題」記事でも掲載した、4年ぶりに開催された下の句カルタ大会。筆者をはじめ道外出身者にとって、この「下の句カルタ」の存在を知ったとき、驚きました。本州でいうカルタ(小倉百人一首)では、上の句を読んで、紙製の下の句の札をとるもので、中学生になる頃に百人一首上下の句を全て暗記させられたのは懐かしい思い出です。北海道の「下の句カルタ」では、下の句を読んで下の句の木札をとるのですが、本州のカルタの取り札が活字体で書かれているのに対して、こちらの取り札はくずし字(変体仮名)です。初めて目にしたとき、これはなかなか文字として読むのがとても難しいと感じました。
♪下の句カルタの由来は諸説あるものの、幕末の会津藩がルーツで、明治維新後に会津藩の人々が北海道に入植し、全道に普及していったようです。現在では北海道遺産にも選定されています。
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