■初めての着物
日本と言えば何を思い浮かべますかと聞かれたら、私は刺身、桜、着物と答えます。ベトナムのアオザイと同じように、着物は日本の伝統的な衣装です。
私は日本に来る前に、テレビや雑誌でよく日本人の着物姿を見ていました。その時から、着物に興味を持って、一度こんな素敵な着物を着てみたいなぁと思っていました。
日本に来てからもうすぐ2年が経って、やっと着物を着る体験が出来ました。お正月の休みの間、町民の方に協力してもらって日本の着物を着る体験が出来ました。
地域おこし協力隊の私とモさんが参加して、たくさんの思い出をつくりました。町民の方は赤色と黄色の2つの着物を用意してくれました。
外国人の私にとって一番びっくりしたことは着物を着るまでの過程です。講師の方々が着させてくれても、30分ぐらい時間がかかりました。着物を着るだけなのに、学ぶことが多いです。
着物を着る難しさもありますが、着たときの高揚感の方が勝ると思います。それだけではなく、私たちは日本に古くから伝わる伝統和楽器の琴も体験しました。色々準備してくれてとても感動して、ほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。
その後、妹背牛町の神社にも行ってお参りをしました。2024年の始まりに石川県で起きた地震の被害に遭われた皆さんの、少しでも早く不安が無くなり、安全な環境で温かいご飯が食べられるようになることを、心からお祈りしました。
地域おこし協力隊 ズオン・ティ・フオン
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