令和4年度 決算報告 各会計決算と財政状況

2／31

一般会計、特別会計、企業会計の決算と市の財政状況を表す「健全化判断比率」をお知らせします。

■一般会計の歳入歳出決算
一般会計の当初予算額は141億6500万円でしたが、「第6次富良野市総合計画」前期計画のまとめとして掲げる目標達成に向けた施策を積極的に推進する一方、持続可能な財政基盤を維持するため、事業の優先順位や事業内容の精査により限られた財源の重点配分を図りました。また、新型コロナウイルス感染症に対する感染拡大の防止策や感染拡大の影響を受けた地域経済、住民生活の支援など必要な経費により歳入歳出にそれぞれ34億2655万円の増額補正が行われ、令和3年度からの繰越額36億6729万円を合わせ予算現額は212億5884万円になりました。決算額では歳入総額171億4003万円、歳出総額169億3191万円で、その差引額から翌年度へ繰越すべき財源5065万円を控除した実質収支額は、1億5747万円で黒字決算となりました。

▽一般会計「歳入」

市税…市民の皆さんが市に収める税金。市民税、固定資産税、軽自動車税など
繰越金他…繰越金他、分担金及び負担金、使用料及び手数料、寄付金、繰入金など地方交付税…どの市町村でも一定の行政サービスが行えるよう、国から交付されるお金
国庫支出金…市が行う事業に対し、必要に応じて国から交付されるお金(道支出金は北海道が交付)
市債…財政負担の平準化や世代間の負担の公平性などを図るため、国などから借りたお金
税交付金等…地方消費税交付金、ゴルフ場利用税交付金など、市の規模に応じて交付されるお金。ここでは、地方譲与税も含めている。

▽一般会計「歳出」

民生費…高齢者や障がい者、児童の福祉サービスの提供などに使われた費用
総務費…総務管理、企画調整、地域振興、税務事務などに使われた費用
土木費…道路橋梁や公共施設の整備、維持管理などに使われた費用公債費…市の借入金の返済に使われた費用
教育費…小中学校などの管理運営や施設整備、生涯学習の推進などに使われた費用
農林業費…農業、林業、畜産業の振興などに使われた費用
衛生費…市民の健康増進や、ごみの処理に使われた費用
その他…ここでは消防費、商工費、議会費、労働費、災害復旧費を含めている

■特別会計

特別会計の歳入総額は54億8,000万円(前年度から17.3%減少)、歳出総額は53億4,396万円(前年度から15.7%減少)で、黒字決算となりました。

■一般会計の貯金と借金

一般会計の基金残高(貯金)は29億9,957万円となり、前年度から6億4,882万円増加しました。市債残高(借金)は150億2,107万円で、前年度から8,503万円減少しています。公債費(借金返済額)は13億9,799万円で、前年度から1億5,243万円増加しています。

■健全化判断比率と資金不足比率

市の財政状況を表す健全化判断比率および資金不足比率は、いずれの指標も基準を下回っており、健全財政が保たれています。今後も将来を見据え健全な財政運営に努めていきます。

問合せ：財政課
【電話】39-2306