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ふらのっ子の体力と運動能力〔令和5年度全国体力・運動能力運動習慣等調査結果〕

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北海道富良野市

●調査結果の概要
この調査は、市内全小中学校で実技・アンケート等による調査を実施し、スポーツ庁が結果を集計、富良野市教育委員会が分析を行いました。
調査の結果、各学校が「体を動かすことの楽しさを実感させること」が大切であること、体育・保健体育の授業では、友達との交流機会の増加や個々の発達に見合った学習活動、ICTを多く取り入れていること、これらを通して、児童生徒がより多くの達成感や楽しさを感じる経験を積み重ねていることがわかりました。
学校において、運動が好きという意識を育み、運動を通して健康増進や友人の獲得、社会的な成長など児童生徒が理解、学習していくことで運動やスポーツに取り組む姿勢を持つことにつながると考えられます。

●体力測定の全国平均比較
令和5年度の富良野市の児童生徒の体力合計点は、小学校男女ともに全国平均を上回りましたが、中学校では、男女ともに全国平均を下回りました。
種目別では、小学校男子は8種目のうち6種目で全国平均と同等または上回り、女子は8種目のうち5種目で全国平均と同等または上回りました。
一方、中学校では男子が8種目のうち4種目で全国平均を上回り、女子は8種目すべて全国平均を下回りました。
体格は小学校男子・女子ともに体重は全国平均を上回り、中学校男子・女子はともに全国平均を上回りました。また、肥満傾向児・痩身傾向児の出現率については、小学校男子が肥満傾向児の割合が全国平均より高く、女子は肥満傾向児の割合が全国平均と同等でした。中学校では、男子、女子ともに肥満傾向児の割貝が全国平均より高くなりました。

●生活習慣との関連性
全国的な体力の低下傾向の要因として、朝食摂取や睡眠時間の低下とスクリーンタイムの増加です。学校でICT利用が進む中、児童生徒にとってはこれまで以上に身近な道具となり、学習での利用も含めてスクリーンタイムが増加する傾向にあります。学校と保護者が協力し、児童生徒自身がルールを設定する習慣づくりが大切です。

●体力アップの取り組み
本調査で明らかになった課題を踏まえながら、健康三原則(運動・食事・休養及び睡眠)の大切さについて、学校・家庭・地域・行政が一体となって取り組みを一層推進します。今後も、各学校独自の「一校一実践」の積極的な推進や規則正しい生活の定着、地域の教育力を活用した体育・保健体育の授業改善及び体力的活動の充実を図るなどの施策を推進します。

●取り組みの一例
・新体力テストの実施と指導体制を確立
・体力向上に向けた具体的な数値目標の設定
・体力向上のための資料を廊下に掲示などの工夫
・休み時間の活用とイベント化の工夫
・「一校一実践」の取り組みによる各校の創意工夫による体力づくり
・スポーツイベントやスポーツ教室への参加促進

《体力測定の結果》

※ 全国平均を50とした場合の比較

(握力)物をつかむ腕の力
(上体起こし)寝た状態から体を起こす力
(長座体前屈)座って体を前にたおす柔軟性
(反復横とび)左右に素早く動く敏しょう性
(20mシャトルラン)何度も走る持久力
(50m走)走る力
(立ち幅跳び)両足をそろえて跳ぶ力
(ソフトボール投げ)ボールを遠くに投げる力

全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果概要については富良野市公式ホームページで公開しています。

《[学校] 質問紙調査》
▽肥満傾向児の出現率
肥満傾向児の出現率を全国平均値と比較した結果、小学生男子、中学校男子・女子が全国平均より高く、小学校女子が全国平均と同等であることがわかりました。

▽朝食の摂取率と体力合計点の関連
朝食の摂取率は「食べない」「食べない日が多い」と回答した児童の体力合計点は低い値を示しています。全国的な体力の低下傾向の要因として、朝食摂取や睡眠時間は低下傾向、スクリーンタイムの増加が挙げられています。

問い合わせ:教育振興課
【電話】39-2320

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