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まち・ひと・しごと〔富良野で働く〕

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北海道富良野市

富良野で暮らし働く人たちがいて、元気なまちはつくられています。頑張っている事業所や働く人、関連する事業を紹介します

◆働く人紹介
佐藤透さん/富良野市出身
佐藤農園
北海道猟友会富良野支部富良野部会事務局

●自分の農業被害を自分で解決できるように
▽ハンターになったきっかけは
私は普段アスパラや玉ねぎ、メロンなどを作っていて、令和元年からハンターとして活動しています。叔父がハンターとして活動していて、ハンターにならないかと誘われていたことと、自分の作る農作物が実際に被害にあい、対策をなんとかしないといけないと思いハンターになりました。

▽ハンターになるには何が必要ですか
ハンターになるには狩猟免許が必要で、くわえて銃器を使用したい場合は各都道府県の公安委員会から銃砲所持許可が銃器一丁ごとに必要です。狩猟免許を取るためには試験を受ける必要がありますが、ハンターが話題に取り上げられることが影響しているのか、免許を取りたい人が増えていて取りたくても試験を受けられない、という状況が続いています。

▽狩猟した動物はどのように扱いますか
食べられるところはジビエとして自分で食べたり、友人にあげています。ほかにも乾燥させてジャーキーにしたものをペットにあげたりするなど、猟友会の理念である『いただいた命は無駄にしない』を心がけています。

▽ハンターの抱える課題はありますか
高齢化が課題だと思います。現在富良野市内で活動しているハンターもほとんど高齢の方で、5年10年後はなり手が不足し、農業被害が更に増えるかもしれません。自分がハンターになったことで、自分の農業被害を自分で解決できるようになり、同じように困っている地域の人のために活動することもできています。農業被害を少しでも減らすため、農業をしていて、力のある若い人にぜひハンターになって欲しいと思っています。

銃を構える佐藤さんと山に入るためのスノーシュー。手にしているライフルは、800m先の動物も狙うことができるという。実際に山に入るときは自分が動物と間違われて別のハンターに撃たれないように、猟友会から支給されるオレンジ色のベストなどの目立つ色の服装が欠かせない。ハンターの猟友会加入は任意だが、そのメリットを佐藤さんは情報交換だと話す。「動物の獲り方や銃の使い方などを、仲間のハンターから教わることができるのは大きなメリット」と話していた。
※写真は広報紙P23をご覧ください。

《応援する事業の紹介》
◇北海道猟友会 富良野支部 富良野部会交付金
新規に狩猟免許や鉄砲所持許可を取得し、北海道猟友会富良野支部に加入する人に対して免許取得、銃器購入の費用を助成します。
第1種・第2種狩猟免許 80,000円
わな免許 10,000円
銃器購入(猟銃、スコープ、銃ケース、保管庫など) 最大100,000円

問合せ:農林課
【電話】39-2309
※免許取得や農業被害で困っている方も相談ください。

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