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自治体の皆さまへ

令和6年度 予算と方針(2)

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北海道富良野市

■4つの重点課題
◆健幸都市
すべての市民にとって、生涯を通じて健幸であるためには、一人ひとりが生きがいを感じ、安全で安心して暮らすことができ、誰もが幸せを実感できるまちであることが大切です。これまでのふらの健幸ポイント事業を発展させていくとともに、市街地再開発や公共交通などの各施策と連携して、地域や一人ひとりの市民が主体的に参加・行動する取り組みとして根付くことが重要と考えます。年代ごとの健康状態の特徴に応じた、市民の興味・関心を捉えた働きかけに取り組みます。ウォーカブルシティの概念や、楽しそうに思えるイベント、居心地の良い居場所があるといった健幸づくりと融合した環境を整えることなどによって、学びの機会や人との交流が創出される健幸なまちづくりの実現を目指してまいります。

◆ゼロカーボン(脱炭素)
2050年ゼロカーボンシティ実現に向けて、市全体の包括的な脱炭素化の取り組みのほか、デジタル技術活用による新たな価値創造と効率化を図るスマートシティの取り組み、まちのコンパクト化や、車中心からひと中心の空間への転換、市民が集う魅力ある市街地の形成など、多様な分野や企業等との連携が必要であり、先進技術の積極的な活用とあわせて、取り組みを進めます。また、日常生活の具体的な行動例を示した「ふらのゼロカーボンアクション100+α」の浸透と実践への促しを行い、再生可能エネルギーや省エネ技術の導入を支援するなど、家庭や個人での取り組みも促進させながら、ゼロカーボンを本市の新たな魅力向上へとつなげます。

◆人材確保とDX(デジタルトランスフォーメーション)
人材確保は企業の存続を揺るがしかねない深刻な経営問題となっています。労働人口の減少と人材と、求職者のミスマッチが大きな要因と考えられています。市内事業所の紹介とマッチング、雇用環境の改善、資格取得、新規就業者への移住支援など、既存施策の拡充と新規施策で構成し、一体的に事業所等を支援します。IT化やDXのさらなる推進により、業務の効率化・省力化を進めることも、人材不足の対応策として効果的であると考えます。職場環境、福利厚生の改善や、キャリアアップ支援などの充実化により職場としての魅力を一層向上させることで、従業員のモチベーション向上や離職者の減少にもつながると考えますので、求職者のみならず在職者にとっても魅力的に感じられる企業づくりを支援します。

◆シティプロモーション
魅力を再発見・創出し、内外に効果的に発信するシティプロモーションは、富良野ブランドの形成へと進化し、市民の愛着度の醸成が図られることも期待できます。プロモーションにより住み良さを発信し、認知度を高めることで、関係人口創出による移住・定住者の増加や、特産品や地域資源を活かした体験型サービスの提供によるふるさと応援の拡大を図ります。さらに、広報活動や各種イベントを通して、市民の気質や生活習慣、文化など隠れた魅力を発見し、市民が地元の魅力を伝えることができる地元愛を育むとともに、これらの取り組みにより地域の活性化及び経済的な安定を目指し、本市が将来にわたって維持・成長するまちづくりに努めます。

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