■認知症と診断されたら(4)
認知症と診断されたら、意思決定ができる早期の段階で今後起こりうる生活の困りごとに備えることが重要です。診断後、今後のために準備しておくとよいことについて紹介します。
◆金銭管理について考える
認知症が進行すると、お金を管理するのが難しくなってきます。口座が複数あると、どの口座に収入が入り、どの口座から公共料金等が引き落としされるのかがわからなくなり、気づかないうちに支払いが滞ってしまう場合があります。口座は必要最低限にまとめ、収支を把握しやすいように整理しましょう。
自分で金銭管理することが難しくなってきたら家族の協力を得ることも必要です。近くに身寄りがいない場合には金銭管理を支援してもらえる制度もあります。認知症が進行する前に、家族と話し合ったり、制度について調べておきましょう。
認知症になっても、常時介護が必要になるほど進行するまでには数年~十数年かかります。認知症の診断に落ち込むよりも、認知症と向き合い、日々の生活を充実させることが大切です。
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