■自分らしく生きられる社会へ
「男女共同参画社会」とは、すべての人が性別にかかわりなく、その個性と能力を発揮できる社会です。
性は「男性」「女性」と単純に区分けできるものではなく、多様な性のあり方があります。性的マイノリティ(LGBTQ+)を正しく理解することが大切です。
性は多様性であるという考え方が広まり、性は、4つの要素に分けて考えられるようになりました。
1.からだの性(生物的な性)
身体的な特徴、性染色体や生殖腺などから客観的に決定される性のこと
2.こころの性(性自認)
自分自身の性別をどのように捉えているか自己認識のこと。
3.好きになる性(性的指向)
恋愛感情がどの性別に向いているかということ。
4.ふるまう性(性表現)
服装やしぐさ、言葉遣いなど、自分自身をどのように表現したいかということ。
性のあり方(セクシャリティ)は、1つのものではなく、これらの要素のさまざまな組み合わせにより、多様であることが理解できると思います。
◆性的少数者の方が抱える想い
性的少数者の方は、周囲の理解不足や偏見などにより、さまざまな困難や悩みを抱え、誰にも打ち明けられず苦しんでいるケースがあります。性的少数者かどうかは、見た目(服装やしぐさ)だけではわかりません。思い込みや偏見で物事を決めてしまうことで、人を傷つけてしまうことがあります。もし、相談や打ち明けられたときは、落ち着いて話を聞くことが大切です。そして、自分を信頼して秘密を打ち明けてくれた人の意思を尊重し、決して周囲にもらしてはいけません。
◆自分らしく生きられる社会へ
性別は「男性」「女性」のどちらかに分類され、異性を好きになることが当たり前だと考えられてきました。しかし、身体の性、心の性、性的な指向などは人それぞれで、性のあり方は多様性があります。「多様な性」について理解を深め、認め合うことが、誰もが自分らしく暮らしやすい社会の実現につながることになります。
■セクシャリティに関する相談窓口
◆NPO法人
北海道レインボー・リソースセンター L-Port
にじいろ talk-talk LINE相談」
LINE:@ebx1820z
twitter:@LLinq2018
月に2度、10代、20代の若年者向けにセクシュアリティなどに関する悩みについて、LINE相談を当事者等が行っています。道内の当事者団体とのネットワークを結び、情報の案内も行っています。
◆一般社団法人 社会的包摂サポートセンター
よりそいほっとライン
【電話】0120-279-338(通話料無料)
24時間全国どこからでもかけられる専門員による電話相談で、「性別や同性愛などに関する相談」専用回線を設けています。ガイダンスが流れたら、4番を押して下さい。
◆法務省「人権相談」みんなの人権110番
【電話】0570-003-110
性的指向や性同一性障害を含む人権相談に応じており、人権侵害の疑いがある場合には、人権侵犯事件として調査を行い、その結果を踏まえて、事案に応じた適切な措置を講じています。
◆その他、北海道環境生活部くらし安全局道民生活課のページへ
問合せ:コミュニティ推進課
【電話】39-2311
<この記事についてアンケートにご協力ください。>