令和6年度 教育行政執行方針(3)

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■社会教育の推進
「第7次社会教育中期計画」は本年度で5年目の最終年を迎えます。基本目標「育てよう!学ぶ喜び・チャレンジ精神☆広げよう!出会いの輪」のもと、社会の急激な変化に対応し、持続可能な地域づくりを実現できるよう、町の将来を担う人材の育成や学びを通じた住民相互のつながりの強化・拡大に主眼を置き、各種事業の取り組みを鋭意推進してまいりますとともに、「第8次社会教育中期計画」の策定に向けた作業を進めてまいります。

■町内外に出会いの輪を広げ、おびらの未来を担う志をもった人や生涯にわたり活躍する人を育てます
地域全体で子育てを支える体制づくりに向け、「子育てサポーター」や「子育てサークル」など、町内の子育て支援関係者の活動を支援してまいります。
子どもたちの豊かな学びを支えるため、地域と学校がしっかりと連携・協働する体制を構築する必要があることから、地域学校協働本部の活動を推進してまいります。
まちの未来を担う「志」をもった若者を育てるため、リーダーシップやチャレンジ精神を育てる取り組みを推進するとともに、若者同士のつながりや地域との関わり合いを深める「おびら未来塾」の実施を引き続き推進してまいります。

■ふるさとに誇りと愛着をもつ人を育てます
知られざる地域の魅力について学び、地域資源の新たな活用を図るきっかけをつくるとともに、ふるさとに対する愛着と誇りを育むため、「おびらふるさと塾」を本年度も継続して実施してまいります。
また、町のシンボルである「旧花田家番屋」については、令和8年度より計画しております「保存修理・耐震補強工事」の実施に向け、本年度は基本設計を行います。

■オンリーワンの才能を磨くとともに芸術文化を生活の一部として楽しむ豊かな感性をもった人を育てます
図書環境の整備・推進については、町民の読書ニーズと学習意欲に対応した関係図書の充実や図書情報の提供を図るほか、図書室の良好な環境整備と交流の場としての活用に努めるため、小平町文化交流センター図書室の図書管理システムの更新を行い、あわせて町内小中学校図書室にも図書管理システムを導入し、所蔵確認を相互に行える環境を整備します。また、文化交流センター図書室は昨年のような猛暑時においても良好な読書環境を提供するためエアコンの設置を行い、多目的ホールにおいても冷暖房を良好に維持するためファンブロックの補強修繕を実施し、空調機の長寿命化を図ります。
また、町民がより読書に親しめる新たな取り組みを検討し、幼児や児童生徒はもちろんのこと、町民が生涯にわたり読書活動を行えるよう支援してまいります。
また、令和4年度よりスタートした5ヵ年計画の「第3次小平町子ども読書活動推進計画」に基づき、子どもの読書活動を推進してまいります。
文化活動については、人口減少や文化団体の高齢化が進む中、文化活動のすそ野を広げるため、広報等を通じて新たな担い手づくりや団体の設立を支援してまいります。
地方にあっても優れた芸術文化に触れる機会を提供するため、サポーターズクラブとの連携により生の芸術に触れる機会や、町内の各種文化に触れる機会の提供に努めてまいります。

■子どもから高齢者まで性別や障がいの有無に関係なく、一生涯スポーツを楽しむ人を育てます
人生100年時代において「健康」を最も価値あるものの一つと捉え、子どもから大人まで年齢や障がいの有無に関係なくスポーツ活動を楽しめる環境を整備し支援してまいります。
町スポーツ協会や各スポーツ団体においては、会員の高齢化や会員数の減少が共通の課題となっておりますが、スポーツ大会の開催などを通じて、各団体の活動促進に努めてまいります。
当町は、管内では唯一海洋スポーツ体験施設を有しており、夏の体験型スポーツとして、町内外の子ども達等の研修授業としても活用されていることから、今後も広く普及活動を図り、関係各所との連携のもと利用の拡大に努めてまいります。
町内外より多くの方に利用いただいているボルダリング施設は、毎年ホールドの位置を変えるなど利用者に飽きがこないよう管理運営に努めてまいります。
スキーは主要な冬のアウトドアスポーツであり、地域住民の健康増進、子ども達の野外教育活動の場として貴重な存在であることから、安心安全にスキーが楽しめるよう、スキー場の管理運営に努めてまいります。

■おわりに
令和6年度においても、教育委員会運営の一層の充実を図りながら、教育を取り巻く諸課題に積極的に対処していく所存です。
町議会議員の皆様、町民の皆様の教育行政へのご理解とご支援をお願い申し上げます。