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令和6年度 教育行政執行方針(全文)(3)

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北海道岩内町

◆III 生涯学習について
自主的で主体的な学びや町民相互の学習活動は、豊かな人間性を育み、地域力を高める大きな力となるものであります。
各世代の多様なニーズに応じた学習機会の保障や学ぶことで充実感を得て継続的な学びにつながるよう、生涯にわたって学び、活躍できる環境づくりに努めてまいります。
芸術・文化・歴史につきましては、豊かで生きがいに満ちた暮らしの確保と地域文化や歴史的な財産の保存・承継・創造に向けて取り組むとともに、スポーツにつきましては、地域でのスポーツ活動や健康づくりを推進してまいります。

◇1.生涯学習の推進
すべての教育の出発点である家庭教育につきましては、基本的な生活習慣や豊かな情操を身につけ自立心などの生きる力を育む大切な場であり、家庭の教育力向上が一層求められていることから、学校や地域と連携を深めながら、様々な学習機会の提供や情報の発信などの支援を行ってまいります。
特に、乳幼児期における子育て教育に欠かせない読書活動につきましては、親同士の情報交流の場としての役割も有する絵本館活動の充実に向け、ボランティア団体と連携しながら取り組んでまいります。
また、20周年を迎えるブックスタート事業においては、「ブックスタートをサポートする会」の協力をいただきながら記念事業を開催いたします。
青少年教育につきましては、未来の担い手である子どもたちが自ら学び、健やかに成長し、家庭・地域のつながりを深めるため、異世代間交流や地域資源を活用した事業の開催などを通じて、自然体験や社会体験事業の充実を図り、子どもの学びを広げる活動を展開してまいります。
成人・高齢者教育につきましては、時代の変化や新たな課題など多様なニーズに応じた学習機会を提供していくこととし、生きがいや学習意欲の持てる講座を開催するほか、地域人材や指導者の発掘や育成に努めてまいります。
また、地域全体で子どもたちの学びや成長を支える「地域学校協働活動」や学校と地域を結ぶ「コミュニティ・スクール」等と連携を深めながら、学校を核とした地域づくりを推進してまいります。
中学校の休日における部活動の地域移行につきましては、子どもたちにとって望ましいスポーツ・文化芸術環境の実現につながるよう、関係団体と連携を図り、体制の整備に取り組むとともに、一部の部活動に対して、指導者を派遣する実証事業を進めてまいります。

◇2.芸術・文化の振興・歴史の承継
生きがいや心の豊かさをもたらす芸術・文化活動の推進につきましては、芸術・文化に親しむ機会を提供するとともに、各種団体による活動の奨励と支援に努めてまいります。
文化センターにつきましては、各種サークル講座の開催や文化団体等による芸術・文化活動の発表の場となる生涯学習活動の拠点施設として、地域の方々にとって身近に感じられるような施設となるよう、適正な管理運営に努めてまいります。
木田金次郎美術館及び郷土館につきましては、美術館開館30周年をはじめ、岩内大火70年の節目を迎えることから、各施設において記念行事や各種企画展を開催するほか、併せて文献等の収集・保管・整理及び調査研究に取り組み、施設運営の充実と各種資料等の適切な保存・活用に努めてまいります。
歴史的な財産の保存・管理、後世への承継につきましては、北海道指定文化財である東山遺跡及び町指定文化財の適正な保存管理に努めるとともに、新たな文化財の指定に向けた調査・検討を進めてまいります。

◇3.スポーツの振興
スポーツ活動につきましては、青少年の健全育成や成人の健康志向の高まり、高齢者の生きがいと健康寿命の延伸を目指すためにも、誰もが楽しみながら生涯にわたって親しむことができるよう、日常生活の中で気軽に取り組むことのできる運動の普及啓発をはじめ、地域住民が積極的にスポーツ活動に参加しやすい環境整備に努めるとともに、スポーツ推進委員や関係団体との連携を図りながら、持続可能な活動となるよう各種大会の開催や地域スポーツ活動における指導者の養成に力を傾注してまいります。
なお、体育施設につきましては、小中学校4校の体育館及び町民プールなどを活用しながら、町民の運動機会確保に努めてまいります。

■むすび
教育委員会といたしましては、未来を担う子どもたちの健やかな成長と、町民の皆様が喜びを感じ心豊かな人生を送ることができる町づくりに向けて、学校・家庭・地域の連携と関係団体の協力をいただきながら教育行政を推進してまいります。
町民の皆様、そして議会の皆様並びに関係各位のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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