土・日曜日、祝日や夜間に、急な発熱や激しい頭痛が起きた際、頼りになる存在が救急医療機関です。
しかし、コンビニ受診や医療従事者の不足などの影響で、将来この救急医療機関が維持できなくなる可能性があります。
本当に必要なときに、救急医療を受けられるよう、私たちにできることを考えてみましょう。
■市の救急医療体制
市は、土・日曜日、祝日や夜間といった通常の医療機関が外来診療を行っていない時に、突発的な症状で応急処置が必要な方のために、岩見沢市医師会の協力により運営されている救急医療機関(休日当番医、夜間急病センター)を設置しています。
▼休日当番医
診療時間:
土曜日 午後1時~6時
日曜日、祝日 午前9時~午後6時
※毎月の当番医は、広報いわみざわ折り込みのいきいきカレンダーまたは市ホームページで確認してください。
ID:2749
▼夜間急病センター(10西3)【電話】25-3000
診療科目:内科、小児科
診療日:12月31日から1月3日までを除く毎日
診療時間:午後6時~午前0時
■救急医療の診療内容
救急医療機関は、対応する医療従事者が少なく、診察内容も通常とは異なり、医療費も割高です。
軽症の場合は、まず市販薬を服用するなど様子を見て、なるべくかかりつけ医の診療時間内に受診しましょう。
○診療内容などの違い
■夜間にこどもの具合が悪くなった時は
北海道小児救急電話相談
夜間、こどもの急な病気やけがなどの際、専任の看護師や医師から症状に応じた適切な助言を電話で受けられます。
【電話】011-232-1599または【電話】#8000
受付時間:午後7時~翌朝午前8時
■外出先で医療機関が分からない時は
北海道救急医療・広域災害情報システム
道内の医療機関情報をインターネットで調べられるほか、電話での案内サービスもあります。なお、医療相談は行っていません。
【電話】0120-20-8699または【電話】011-221-8699(いずれも24時間対応)
■コンビニ受診はダメ!
緊急性のない軽症患者が「平日は休めない」「日中は用事がある」と救急医療機関を受診するコンビニ受診が問題となっています。
コンビニ受診が増えると、本来、救急外来で診るべき重症患者への対応や入院患者の急変対応が困難になったり、医師が過労状態となり翌日以降の外来診療に支障を来したりするなど問題が発生します。
さらに、医師や看護師といった医療従事者が不足していることもあり、救急指定病院や医療従事者の負担が大きくなると救急医療体制の維持が難しくなります。
しかしコンビニ受診を控えることは、無理をして我慢をすることではありません。必要な人が必要な時に受診できるように、症状に応じて医療機関を使い分けることが大切です。容体が悪化するなど緊急性がある場合は、迷わず救急医療機関を受診しましょう。
■あると安心なかかりつけ医
万が一急病になったときなどに、安心して救急医療が受けられるように、日ごろの病院などのかかり方を見直してみましょう。
かかりつけ医があると、健康状態や生活環境などを把握してもらえ、これまでの検査や治療の情報も1カ所で管理されるため、適切な治療やアドバイスを受けることができます。病気の予防、早期発見、早期治療にもつながるほか、必要に応じて専門医や適切な医療機関を紹介してくれます。かかりつけ医からの紹介で高度な医療を担当する病院を受診すると、よりスムーズな治療を受けることができます。
問合せ:健康づくり推進課(4西3 であえーる岩見沢3階)
【電話】25-5540
■地域医療体制を支えるための岩見沢市医師会の取り組み
〔岩見沢市医師会附属看護高等専修学校〕
准看護師を養成する2年制の看護学校を運営しています。これまで2,412人が卒業し、市内医療機関などに勤め地域医療を支えています。
現在も市内医療機関(市立総合病院、北海道中央労災病院を除く)に勤務する准看護師の約半数がこの学校の卒業生です。
▼こんな特徴があります
◦中学卒業から受験できる
◦授業は午後1時30分からなので、働きながら通うことができる(実習期間中は午前8時30分から午後4時15分まで実習)
◦20歳代から50歳代まで幅広い年代の生徒がいる
▼試験の選考方法が変わりました
令和7年度の入学試験から、国語、数学の学科試験を行わず、作文試験と面接試験のみとしました。中学校や高校、大学などを卒業後しばらくしてから准看護師になりたいと思った方でも、受験しやすくなりました。
▼奨学金などで授業料などをサポート
それぞれの要件など、詳しくはお問い合わせください。
◦岩見沢市医師会修学資金
◦北海道看護職員養成修学資金
◦北海道高等学校奨学会奨学金
◦岩見沢市母子家庭等高等職業訓練促進給付金(こども未来課こども福祉係【電話】35-4118)
▼准看護師って?
医師や看護師の指示を受けて患者の看護や診療の補助を行う医療従事者です。中学卒業以上の方が専門の養成所に進学することで、最短2年で資格が取得できます。
▼准看護師になろう
岩見沢市医師会附属看護高等専修学校は幅広い年代の生徒がいますが、年齢に関係なく充実した学校生活を送っています。もちろん、准看護師になるための勉強や実習は大変ですが、市民の生命と健康を守るため、少しでも興味がある方は、今からでも遅くはありませんので、ぜひチャレンジしてみませんか?
令和7年度の入学試験2次募集は、広報いわみざわ12月号や岩見沢市医師会附属看護高等専修学校ホームページなどでお知らせします。
問合せ:岩見沢市医師会附属看護高等専修学校(10西3)
【電話】22-5453
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