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自治体の皆さまへ

〔特集〕共に生き ともに歩もう 認知症(2024年度世界アルツハイマーデー標語)(1)

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北海道岩見沢市

9月はアルツハイマー月間、9月21日は世界アルツハイマーデーです

アルツハイマー病などの認知症に関する認識を高めることを目的として、1994年に国際アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機関(WHO)が共同で、毎年9月21日を〝世界アルツハイマーデー〟と制定しました。
認知症は、年齢が高くなるほど有病率は高くなります。自分や家族、身近な人が認知症になったら…と、自分の事として考えてみませんか。

○76.1MHz
FM HAMANASU JAPAN
市職員が出演して説明します
9月13日(金)午後5時40分

■認知症を知ろう!
認知症は、さまざまな原因で脳の細胞が死んだり、働きが悪くなったりするために起こる脳の病気です。物忘れがひどくなる、できていたことができなくなるなど、日常生活に支障がある状態をいいます。
○〝加齢による物忘れ〟と〝認知症による物忘れ〟の違いの一例

加齢による物忘れは、体験や出来事の一部を忘れますが、ヒントがあれば思い出すことができます。認知症になると、物忘れした自覚がありません。

■認知症の人への接し方
認知機能が低下することで、いろいろなことが分からなくなっているようでも、その人らしさや感情がなくなっているわけではありません。関わり方次第で症状の多くを和らげることができます。
○POINT1
気持ちに寄り添い自尊心を傷付けない
○POINT2
本人のペースに合わせる
○POINT3
笑顔でにこやかに接する

・食べたはずなのに「ごはんまだ?」と聞いてくる
→少し待ってと伝え、別なことに関心をそらしたり、間食を用意したりするのも良いです
・同じ質問や同じ内容の話を繰り返す
→初めて聞いたように対応したり、時間がない時は「後で聞かせて」と事情を話したりましょう

■認知症のサインに気付いたら
▼認知症のサイン
・同じ話を繰り返す
・日課ができなくなった
・同じ物を買う
・メモや張り紙が増えている
・小銭を使わなくなる
・身だしなみに無頓着になった

家族など、周囲の気付きが大切です

認知症は、早期発見・早期治療が大切です。治る病気や一時的な症状のこともあります。早期治療によって認知症の進行を遅らせることができる場合もありますので、疑われる場合は専門医を受診しましょう。早期発見により、今後の生活の準備を整えておくこともできます。

▼MCI(軽度認知障害)を知っていますか?
一歩手前のグレーゾーンの段階のこと。認知症はいきなり発症するわけではありません。適切な対処をすると認知機能は回復可能ともいわれ、予防にもつながります。
「何か変だな」と感じたら「脳イキイキ度チェック」

■認知症の予防
これをすれば〝認知症にならない〟という予防法はありませんが、認知症発症のリスクを減らしたり、進行を緩やかにしたりすることが期待できます。
・生活習慣病は放置せず、きちんと治療(内服)を続ける
・バランスよく食べる
・適度な運動をする
・生活を楽しむ
・人と積極的に交流する

▼脳イキイキ度チェック
物忘れが多い、根気が続かない、計画が立たないなど、頭にモヤがかかっているようで「何か変だな」と感じたら、脳の元気度を検査する〝脳イキイキ度チェック〟を受けてみましょう。予約制で料金は無料です。
申込先:岩見沢市地域包括支援センター

■認知症について気になることや心配なことは〝認知症地域支援推進員〟へ
認知症の人やその家族などへの相談支援、医療や介護サービスといった関係機関との連携、地域における支援体制づくりなどを目的に、各地域包括支援センターに配置されています。お住まいの地区担当の包括支援センターへご相談ください。

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