6月25日、国内35番目の国立公園として「日高山脈襟裳十勝国立公園」が指定されました。公園面積は24万5668ヘクタール(海域除く)で、陸域では国内最大の国立公園です。
■日高山脈の特徴
▽位置
日高山脈は、北海道中央南部に位置し、狩勝峠付近から襟裳岬にかけて連なる、南北およそ140km、東西30kmの大起伏山地です。
▽豊かな動植物
ヒグマやクマゲラのような広い行動圏が必要な動物や、氷河期の遺存種であるナキウサギ、アポイ岳にしかいないヒメチャマダラセセリなど、豊かな自然に支えられた動物たちがたくさんいます。
また、植物は種類も多く、北海道で生育が確認されている種の約6割がこの地域で確認されています。
■祝賀セレモニーを実施
国立公園化の指定を祝して、十勝管内の関係自治体や関連団体が出席するセレモニーが開かれました。
セレモニーでは、日高山脈から流れる清流をモチーフとした横断幕が披露されました。また、出席者からは喜びの声が聞かれたほか、環境保全と観光利用が調和した国立公園として育んでいけるよう意気込みが語られました。
問合せ:環境課(市庁舎6階)
【電話】65・4136
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