■握力・ボール投げは全国平均以上!走力・持久力は課題!
~令和5年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果から~
今年度、一学期に文部科学省は、児童・生徒の体力・運動能力の状況を的確に把握し、体力向上に向けた取り組みを充実させるため、全国の小学校5年生と中学校2年生の児童生徒を対象に、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を実施しました。その調査結果が1月に公表されました。
この調査結果を基にした平取町の児童生徒の各種目における概要は、下表のとおりです。
※全国平均を50としての比較
小学校5校5年生(男子21名、女子18名)
中学校2校2年生(男子22名、女子20名)
※5:小学校5年生、2:中学校2年生 「ボール投げ」:小5はソフトボール投げ、中2はハンドボール投げ
▽総合評価(体力合計点:上位からA・B・C・D・E)
※小学校5年生男子は、上位層の割合が全国に比べて高い状況にあります。女子も上位層の割合が全国よりも高くなっています。
※中学校2年生男子はCランクが最も多く、最下位層が高くなっています。女子は上位層が高く、最下位層は0%となっています。
※種目別に見ると、例年同様にシャトルランや50m走の走力、長座体前屈が全国平均に比べ劣っていますが、握力・ボール投げは全国平均以上の結果となっています。
■平取町の小中学校では全学年全種目新体力テストを実施しています。
▽総合評価(体力合計点:上位からA・B・C・D・E)
・今年度の総合評価については表のとおりです。(全国調査の対象学年も含めています。)中女子については、上位層の割合が高い状況にありますが、中男子は下位層の割合が高いことが課題となっています。
・種目別では、全国調査と同様にシャトルランや50m走に課題があり、握力・立ち幅跳び・については全国平均を上回る状況です。
・昨年に引き続き、全国的に児童・生徒の運動時間が減少しています。下記にある体力向上策を学校と家庭・地域が共有し、一人一人の子どもに運動の日常化を意識して取り組ませることが重要です。
■平取町としての体力向上策(各学校・関係団体等での主な取り組み例)
・全国体力・運動能力、運動習慣等調査及び新体力テストを活用した検証改善サイクルの確立
(小中学校における新体力テストの全学年全種目実施による経年変化:実態把握)
・体育専科教員を活用した指導体制の充実とICT活用による体育の授業改善の推進
・一校一実践の積極的な推進及び運動の日常化への取組の強化
・栄養教諭による定期的な指導及び教育活動全般を通した食育の推進
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