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平取町木育推進事業〔平取中学校植樹体験教室〕~道民ひとり一本植樹・育樹運動~

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北海道平取町

平取町では、令和元年度より森林環境譲与税を活用した木育推進事業を実施しています。
今年度の取組みとして、植樹や体験を通じて、林業や森林の役割について学ぶ場を提供することで森林・林業の認知度や理解度の向上を図っていきます。
その一環として、5月2日(木)に平取中学校の生徒により校舎裏山の植樹体験、高性能林業機械による伐採の見学、林業におけるICTの活用としてドローンの操作体験が実施されました。
青空のもと、40~50年後に立派な森林となるよう、さらには地球温暖化防止の一歩として、生徒一人ひとりの手で約350本のカラマツが植えられました。
町有林をはじめ北海道の豊かな森林を未来に引き継いでいけるよう、道民一人ひとりの力を合わせ全道で500万本の植樹・育樹を目指す「道民ひとり1本植樹・育樹運動」とともに、森林の機能を守り育て、「持続可能な森林」づくりに取り組んでいきます。

■森林環境譲与税の使いみち
▽背景
森林を整備することは、地球温暖化防止のみならず、国土の保全や水源のかん養、地方創生や快適な生活環境の創出などにつながり、その効果は広く国民一人一人が恩恵を受けるものです。そのため、森林環境譲与税の原資となる森林環境税は、災害防止や地球温暖化防止等の公益的機能を有する森林を国民全体で支えるため、令和6年度から年1,000円課税されることとなります。
なお、森林環境譲与税は、令和元年4月から運用開始となっています。森林経営管理法に基づく新たな森林管理制度の施行とあわせ、森林現場における諸課題に早期に対応するため令和元年度より譲与されています。

▽平取町における使途
平取町では、森林整備の促進を目的とする「平取町森林環境譲与税活用事業」および木材利用の促進、木育の推進、普及啓発による住民の理解促進を図ることを目的とする「平取町木育推進事業(ウッドピリカ)」に活用しています。令和4年度より町内の公共施設において施設の木質化を図り、地域住民に広く木材の良さを伝えることで、一般住宅等での木材利用を促進するために活用しています。令和5年度からは、林業および木材製造業における担い手不足の解消や人材育成を目的とした林業担い手対策事業に活用しています。
なお、森林環境譲与税の一部は、今後の森林整備事業の増加に備えて「平取町森林環境譲与税基金条例」に基づき、基金に積立てを行います。

■令和6年度 森林環境譲与税活用計画
▽平取町森林環境譲与税活用事業
除伐・保育間伐・間伐・枝打ち・付帯作業路

▽ウッドピリカ事業(平取町木育推進事業)
・ウッドトイふれあい事業(1歳の記念に木製遊具等をプレゼント)
・木育広場事業(木製遊具をイベント等で設置)
・木育教室事業(子ども向け木育教室の開催)

▽平取町公共施設木質化事業
公共施設や公園など施設の木質化

▽私有林作業路整備事業

▽平取町林業担い手対策事業
・林業や木材製造業に従事する担い手の確保
・専門的な知識や技術を取得した担い手の育成

▽平取町森林環境譲与税基金積立金

■三井物産株式会社と連携協定 ~脱炭素社会の実現へ~
平取町は、三井物産株式会社と森林を活用した二酸化炭素吸収量を販売できる国の認証制度「J-クレジット」創出に向けた連携協定を結びました。
「J-クレジット」とは、企業や自治体が省エネ改善や森林管理などで削減した二酸化炭素の量が「クレジット」として認定され、その「クレジット」を購入した企業等が二酸化炭素の排出削減実績として使うことができる仕組みです。
3千ヘクタールの町有林を対象に航空測量などを用い、二酸化炭素の吸収量を算出、企業などへの販売に向け、2026年度以降の事業化を目指します。

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