行けばよかった…後悔する前に受けましょう!歯科検診

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■今月の保健師　渡邊麻衣子さん
すっかり寒くなりましたね。厳しい暑さから、すぐに寒くなって、あっという間に秋が過ぎてしまいました。皆さん、体調はお変わりありませんか。これからも気をつけてお過ごしくださいね。
実は、11月8日は「いい歯の日」だということ、皆さんご存知でしたか?いい歯、にちなんで、今月は「歯」についてのおはなしです。

●後悔している人は4人中3人⁉
日本歯科医師会が2018年に行った調査では、75%以上の人が、早くから歯科受診していなかったことに後悔していたとのデータがあります。年齢を重ねるにつれ、歯の大切さを実感することが分かりますね。しかし、毎日磨いているから自分は大丈夫…とも思ってしまいますよね。実は歯みがきにも正しい方法があることを知っていますか?

▽歯ブラシの選び方
3つのポイントがありますので、色んなものを試して自分にピッタリなものを見つけましょう。また、ブラシ先が開いていると、歯石除去率が40%も落ちると言われています。目安として、月に1回歯ブラシ交換すると良いですね。

▽タイミング
食後は口腔内が酸性に傾きます。40分ほどで唾液が中和してくれますが、その間に虫歯になりやすい状態になっています。食事の度、特に寝る前は入念にブラッシングしましょう。外出先などで歯みがきができない時は、うがいをして食べかすを減らすだけでも効果的です。

●歯ブラシ選びのポイント
(1)毛先が細いもの
(2)ヘッドが自分の口にあっているもの
(3)毛の硬さが適切なもの

▽磨き方
1〜2本の歯を小刻みに20回以上磨くことが理想です。外側だけでなく、噛み合わせ、内側も忘れずに磨きましょう。磨き残しがないように、左下⇒右下⇒右上⇒左上など、磨く順番を決めておくと満点です。

▽ケア用品について
デンタルフロスも併用することで、歯石除去率が1・5倍になると言われているので、時間がある時に活用するといいです(特に夜がおすすめ!)。また、フッ素配合ハミガキ剤は、歯石の除去だけでなく、酸で溶けた成分を歯に戻して修復してくれる役割があります。

「歯医者は歯が痛くなってから受診する」というイメージがあると思います。しかし、歯を失った多くの人が「もっと早く行けばよかった…」と思っています。歯磨きには色んなポイントがありますが、自分に合った方法が分からない…という方もいると思います。治療だけでなく、「自分に合った歯磨きができているのかな、自分にピッタリな方法を知りたい」といった気持ちで歯科医院を受診してみてはいかがでしょうか。

●歯周疾患検診無料クーポン券のお知らせ
年度40・50・60歳の方、妊婦の方は歯周疾患検診の無料クーポンの対象者です。妊婦さんは出産予定日まで、それ以外の方は令和6年3月31日までが期限となっていますので、未使用の方はお早めに歯科医院へ連絡の上、受診をお願いします(実は、歯科検診で口腔内のがんが発見されることもあるようです…)。これからも美味しい食事をするために、お口の状態をチェックしましょう。