■ついに開業
弟子屈チーズ工房オープニングセレモニー
令和5年6月に着工した弟子屈チーズ工房が完成し、そのオープニングセレモニーが3月21日、摩周観光文化センターで行われ、德永町長をはじめ関係者33人が出席しました。
同工房は、平成元年に農産物集出荷センターとして建てられた建物を令和5年6月から11月にかけて改修し、衛生対策の強化、壁や天井は断熱パネルで気密性を高め、年中チーズ作りに適した環境に近づけました。
チーズ工房は、株式会社テシカガタウンラボ(上村剛志社長)が指定管理業者として運営を行い、チーズの原料となる生乳は、町内の酪農家から仕入れ、フロマージュ・ブラン、ゴーダチーズ、モッツァレラチーズの3種類を製造し、町内や近隣地域の店舗に卸す予定。製造責任者は、3月まで地域おこし協力隊の特産品開発支援員として活動していた、伊藤恭子さんが担っていくとのことでした。
伊藤さんは「良質なミルクや摩周湖から湧き出る伏流水という、美味しいチーズを作るための大切なものがこの町には揃っている。日常生活に溶け込んだ、皆さんに愛されるチーズを作りたい」と話していました。
セレモニー後、実際に工房の中を見学できる内覧会も行われ、関係者のほか、44人の町民が見学しました。
■明るい新園舎
川湯保育園の新園舎落成式を実施
川湯保育園(番場新一郎園長)は4月1日、新園舎落成式を実施しました。
旧園舎は、築46年が経過し、老朽化が著しいことから、新園舎の建設に着手し、3月に完成しました。建物には道産のカラマツがふんだんに使われ、壁にはれんがタイルを使用し、川湯温泉特有の硫黄による劣化対策を行いました。また、地中熱ヒートポンプによる空調システムを採用し、一年を通して快適な室温を保つことが可能になりました。室内には3方向の避難経路を設け、災害時はどの部屋からも安全に避難できる構造となっており、最大72時間稼働する発電機を設置し、小さな子供がいる家庭の受け入れを中心とした福祉避難所としての機能も兼ね備えました。
落成式には、町の関係者や施工事業者など約30人が出席。德永町長は、「地域の宝である子どもたちをしっかりと育てていきたい」と話していました。式の最後には、德永町長や同園保護者会の今井拓也会長らとともに、年長児3人によるテープカットが行われました。
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