文字サイズ
自治体の皆さまへ

町の話題-Close Up Topics

27/45

北海道弟子屈町

■地元の理解を深める
総合的な学習発表会を実施

川湯中学校(松永達郎校長)が7月20日、全学年による総合的な学習発表会を行いました。
1年生は、ふるさと調査学習として川湯の「地質調査・水質調査」を実施。川湯中心部は地熱が高いことや植物の成長について結果をまとめ、来年度以降の調査に生かせるような発表となりました。
2、3年生は3つのグループに分かれ、宿泊研修で厚岸町に行った際に調査したこと、感じたことをまとめ、町の活性化に繋がるプランを提示しました。
1つ目のグループは、「観光」をテーマに、施設やイベントを中心に調査。調査の中で、「弟子屈といえば」というイベントを作ろうと牡蠣まつりを参考に、地元産のいちごやマンゴーが食べられる屋台などがある「川湯フルーツ祭り」を企画しました。
2つ目のグループは、「歴史見学」をテーマに、歴史を学べる施設でどうずれば、こどもや外国人に楽しんでもらえるか考察。視察した中で外国語対応の音声ガイド付きタッチペンや子供向けにその場でクイズができるペンなどを用意したり、民族衣装を着ることができる体験コーナーなどがある施設の建設を提案しました。
3つ目のグループは、「飲食」をテーマに、「厚岸町といえば牡蠣」というようなものが弟子屈町にはなく、美味しい飲食店があるのに観光客に知られていない、店と店との距離が遠いなどの問題点をあげ、その解決策として屋台村を作ることで、地元飲食店の周知や集客につながるのではないかと提案しました。
発表会には、保護者や学校関係者など約30人が参観し、生徒たちの調査結果や提案に耳を傾けていました。

■町産ブドウのワイン醸造
屈斜路カルデラワイナリーオープニングセレモニー

令和5年6月に着工した屈斜路カルデラワイナリーが完成し、そのオープニングセレモニーが8月8日、同ワイナリーで行われ、德永町長、池田町の安井美裕町長、鶴居村の大石正行村長、玉川大学の小原芳明理事長など関係者約50人が出席しました。
平成21年から町内で醸造用ブドウの試験栽培を開始し、平成27年に地場産ブドウの赤ワインが完成。これまでは、町外の醸造所に醸造を委託していましたが、今後は醸造室や貯蔵室、店舗などを兼ね備えた同ワイナリーでの醸造となり、年間1万リットルの生産を目指していく予定。醸造責任者は地域おこし協力隊の木龍奈津子さんが担っていくとのことでした。
セレモニーの中で木龍さんは「德永町長の『和牛とチーズとワインを町内で作る』という熱い思いが自分の原動力になり、ここまでやってこられた。皆さんに愛されるワイナリーにしていきたい」と話していました。
その後、実際にワイナリーの内部を見学できる内覧会も行われ、約20人の町民が見学しました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU