■花づくりから学ぶ「道」~当麻中学校で花育
10月10日、当麻中学校(袰田佳奈恵校長)2年生を対象に、町内でカーネーションを育てる花き農家、畠山譲さん(中央2区)による講演が行われました。
「カーネーション農家の1年」と題して話された本講演は、キャリア教育の一環として行われたもので、北海道の気候の中で花を育てることの難しさや、試行錯誤する様子などを、経験に基づき詳しく説明。「自分の作った花が人の手にわたるのを見ると、嬉しく、もっと良いものを作りたいという向上心も沸いてきます」と話す畠山さん。「将来のことを考えるのに、早すぎるということはありません。少しずつでも、好きなことや、やりがいを感じることに考えを巡らせていくことで、自分の進むべき道はおのずと決まっていくはず。」と中学生にエールを送りました。
■安心安全な野菜が一堂に集結~有機収穫祭
10月14日、当麻町農村環境改善センターで、第16回有機収穫祭が開催されました。当麻町有機農業推進協議会(粂田実会長)と、当麻町環境保全型農業生産者会議(粂田康晴会長)が主催したもので、町内外から集まる生産者こだわりの野菜や加工品を求めて、会場は多くの人でにぎわいました。
中でも、毎年恒例の「有機野菜の詰め放題」は、じゃがいもやさつまいも、玉ねぎなどの旬の野菜が500円という破格の値段で詰め放題でき、さらに自己申告した重量の誤差に応じて代金が返金されるという驚きの企画。開始30分前からできた長蛇の列は昼前まで途切れることはありませんでした。この日は有機野菜をふんだんに使ったカレーの販売も行われ、来場者は秋の味覚を存分に楽しんでいました。
■「やっぱり美味しい!」~田んぼの学校稲刈り
9月29日、田んぼの学校ほ場で「田んぼの学校稲刈り」が行われました。
令和2・3年はコロナ禍のため開催が中止。昨年の3年ぶりの開催の際には、宇園別小学校と当麻小学校5・6年生に規模を縮小して実施。今回ついに、田んぼの学校本来の形である宇園別小学校と当麻小学校の4~6年生、当麻中学校の1~3年生と、対象を元に戻して実施。今年は245人が稲刈りに参加しました。しかし、開始直前に曇天の空から大粒の雨。急遽予定を変更し、稲刈りは中止、公民館で昼食のみをとる形となりました。
今回初めて参加する小学4年生は「楽しみにしていたので、雨でできなくて残念だった」と落胆の表情。今年最後となる中学3年生も「できなくて悔しい」と肩を落としていました。女性団体連絡協議会と、ボランティアの会の協力で特製のカレーが公民館内でふるまわれると、おかわりのために列になる子どもたちの姿が。この日の昼食に使用されたのは、昨年田んぼの学校で収穫されたきたくりん。「やっぱり当麻のお米は美味しい!」「カレーにあってる」「これで5杯目」と満足そうな笑顔があふれていました。
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