■みんなで読書に親しむ『こどもの読書週間』
4月23日から5月12日は読書推進運動協議会が定めた『こどもの読書週間』です。この行事の歴史は古く、1959年から続き、今年で第66回を迎えます。当初は約2週間の開催でしたが、2000年の「こども読書年」を機に現在の期間に定められ、期間中全国の図書館や書店で読書に関するイベントを開催しています。町立図書館でも下記のとおり『こどもの読書週間』に関するイベントを実施しますのでどうぞご参加ください。今年の標語「ひらいてワクワクめくってドキドキ」のとおり令和6年度も皆さん読書を楽しんでくださいね。また、子どもたちの間で「誕生日の本」として慣れ親しまれている「子育て支援図書贈呈事業」は、本年度より小学2年生を対象に10冊の選定図書を「保護者が子供だった時に読んだことのある本」に厳選しています。ぜひ親子で本について話し、読書に親しむきっかけにしてみてください。
▽小学生貸出図書冊数変更
実施期間:4月23日(火)から5月12日(日)
対象児童:小学2から6年生
貸出冊数:10冊
▽「子ども読書会」
開催日時:5月11日(土)午後1時30分から午後3時
会場:町立図書館、改善センター
内容:絵本など読み聞かせ他
■Bookトリビア 万城目学(まきめまなぶ)(1976~)
『八月の御所グラウンド』で170回直木賞を受賞した万城目さんは2006年に『鴨川ホルモー』でデビュー。実在の事物や日常の中に奇想天外な非日常性を持ち込むファンタジー小説で人気を博してきました。
高校時代に古文の先生より「アホになる力」についての話を聞き、その後は京都大学に合格し、小説家に進む原動力を得ました。やがて多くのヒット作に恵まれますが、不思議と文学賞に縁がなく、山田風太郎賞では3度、さらに直木賞では5度のノミネートにも関わらず落選が続き「もう受賞はない」とあきらめていましたが、このたび6度目にして受賞となりました。
在館本:『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『バベル九朔』他
■ピックアップ!今月の3冊
▽捨てたい人捨てたくない人(群ようこ)
これは、捨てる!あれも、捨てる…?溢れかえる洋服、本、フィギュア、溜め込んだカップ麺、密かに隠した写真に手紙等々。他人事ではありません!身内の身の回りを“断捨離”しようとする人たちの、右往左往に大共感の「捨てられない姉捨てさせたい妹」など5編からなる連作小説。
▽板上に咲く(原田マハ)
「ワぁ、ゴッホになるッ!」画家になる大望を抱き、青森から上京した青年・棟方志功。しかし展覧会に出品しては落選する日々の中、志功がたどり着いたのは木版画だった。著者3年ぶりとなる感涙のアート小説。
▽おしごとそうだんセンター(ヨシタケシンスケ)
「しごと」ってなんだろう?地球に不時着した宇宙人がやってきたのは風変わりな職業相談所。宇宙人はスタッフと一緒に働くことの意味を考えていく。明日をちょっと明るくする、ヨシタケ版「ハローワーク」ストーリー。
■新刊書
悪魔の審判 神永学
殺める女神の島 秋吉理香子
異修羅9 珪素
兎は薄氷に駆ける 貴志祐介
うたう 小野寺史宜
うまいダッツ 坂木司
うらはぐさ風土記 中島京子
川のある街 江國香織
君を守ろうとする猫の話 夏川草介
K+ICO 上田岳弘
国歌を作った男 宮内悠介
子どもを育てられない親たち 草薙厚子
守護者の傷 堂場瞬一
しんがりで寝ています 三浦しをん
ゼロ打ち 相場英雄
走無常 田中芳樹
そして誰かがいなくなる 下村敦史
電通マンぼろぼろ日記 福永耕太郎
中野のお父さんと五つの謎 北村薫
日本のグルメ図鑑
のち更に咲く 澤田瞳子
博士はオカルトを信じない 東川篤哉
方舟を燃やす 角田光代
ヒポクラテスの悲嘆 中山七里
フェスタ 馳星周
みどりいせき 大田ステファニー歓人
望月の烏 阿部智里
有罪、とAIは告げた 中山七里
幽霊健診日 赤川次郎
夜露がたり 砂原浩太朗
■新刊児童図書
うちのピーマン 川之上英子
おしりたんていあらたなるかいとう トロル
おもしろすぎる山図鑑 ひげ隊長
こっちをみてる。 となりそうしち
時間割男子13 一ノ瀬三葉
知らなかった!国旗のひみつ図鑑 苅安望
津田梅子 高田桂
ともだち 椰月美智子
花見じゃそうべえ たじまゆきひこ
ふるさとはウクライナ 望月芳子
ミライチョコレート ザ・キャビンカンパニー
問合せ:当麻町立図書館
【電話】84-2566ホームページ【URL】http://lib.net-bibai.co.jp/tohma/
休館日:毎週月曜日/年末年始/祝祭日(11/3を除く)特別整理期間
開館時間:9時30分~17時15分(木曜日は11時~19時)
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