町長への手紙と町長からご返答
町内会の神社委員の制度についての質問です。四月に町内会の会費の他に、「神社維持費」の寄付を求められましたが、違和感を感じましたので、質問致します。何故、町内会員が当番制で特定の宗教の維持費だけを集める必要があるのでしょうか疑問に感じています。又、集金担当の方も大変そうにしておられましたので、改善を求めます。政教分離が、当たり前の時代に、この町内会を介しての集金方法には問題があると考えざるを得ません。過去の町長への手紙で、「政教分離」の為、町が関与できないとの回答でしたが、町民が負担に感じている事に真摯に対応していないと感じています。「神社維持費」の集金方法の改善を期待します。
町長への手紙をいただきありがとうございます。「神社維持費」の集金方法について、町民が負担に感じていることから、改善に向けた対応を行ってほしいとの趣旨のお手紙でありますが、神社への寄付関係については、神社より各地区の神社委員を通じて、住民へ寄付の依頼が行われているものであります。宗教に関する活動に行政が介入することは、憲法に抵触する恐れがあり、昨年の町長への手紙でもお答えしたとおり、町は関与できないことをご理解いただきたいと思います。しかし、神社委員の制度について疑問に感じられ、また集金に当たり負担に感じているとのことでありますので、この手紙の内容は神社へお伝えいたします。貴重なご意見ありがとうございました。
以前から思っていたのですが、当麻町は医師が不足していて日本全体が高齢化する中で我が町もそれらの諸問題は例外では無いと思います。そこで町出身で医師を目指す人に「当麻町で開業する」や「町立病院等で勤務する」などの条件付きで高校や大学の入学費、学費等の補助を町独自でしてみてはどうでしょうか?その以外にも町営小中学校で医師という職業に興味を持てるような教材や課外授業を導入してみるのも良いかと思います。
町長への手紙をいただきありがとうございます。高齢化が進み医療ニーズはますます高まっており、その担い手である医師の確保は重要なことであり、医療の充実から当麻町では医師が不足との認識から町独自の施策を、とのご意見と推察されます。全国的にみると都市部と過疎地域で病院数と比例して医師の数に差が出てきており、道内においても札幌市と旭川圏では医師の数が足りているものの、それ以外の一部地域では医師の数が不足しているのが現状で、医学生に対し修学資金貸付制度等で医師確保のため一定期間勤務等の条件付きで貸付金返還免除の規定を設けている市町村もあります。当麻町は、旭川市に隣接することから上川中部圏域として位置づけされおり、病院に関しても旭川医科大学をはじめとする基幹病院は併せて5つと恵まれた地域であり、道内の入院等を対象とする医療機関の圏域「2次医療圏」のうち、医師の充足度を示す「医師偏在指標」が全国上位の多数区域に入っております。上川中部圏域の医療を見た場合、将来、高齢化が進むとともに総人口が減少する中、医療のあり方の課題は常にあるのが現状です。身近でいつでもどの病状でも対応していただける医療が理想ですが、医療費の負担や財政面を考え、現時点では、町民が受ける必要な医療の機能を上川中部圏域として捉えた場合、充足しているものと思われます。当分の間、受診できる医療環境として、医師を含めた現行の医療で対応できるものと思われますのでご理解願います。また小中学校で医師という職業に興味を持てるような教材や課外授業をとのご提案でございますが、医師も含めさまざまな職業を知り社会的・職業的自立に向けたキャリア教育の中で取り組めるよう小中学校と協議してまいりたいと思います。貴重なご意見ありがとうございました。
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