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【今月の焦点】第6期恵庭市総合計画を策定しています

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北海道恵庭市

第5期恵庭市総合計画がスタートしてから今年度で9年。来年度で計画期間である10年が経過し、令和8年度から「第6期恵庭市総合計画(以下、次期総合計画)」が始まります。
市では、将来にわたって活力のある恵庭のまちの実現を目指し、今年度から次期総合計画の策定作業を進めています。

◆総合計画とは
恵庭市には、まちづくりの指針となる「恵庭市総合計画」があることをご存じですか?はじめに、「総合計画」の役割についてお話しします。
総合計画とは、「恵庭市が今後どのようなまちを目指し、その実現のために市民と行政が協力して、どのように取り組んでいくのか」を示した、これからのまちづくりの“道しるべ”となるもので、市の福祉や都市計画、環境といった、すべての計画の基本となる最上位の計画です。
市ではこれまで、昭和48年の「恵庭市総合開発計画」から、現在の「第5期恵庭市総合計画」まで、5つの総合計画を策定してきました。
それぞれの総合計画では、目指すべき将来都市像を設定しており、第5期恵庭市総合計画では、「花・水・緑人がつながり夢ふくらむまちえにわ」とし、その実現に向けてさまざまな施策を進めています。

◇これまでの将来都市像
第1期 市民が快適に暮らせる生活都市 豊かで創造的な生活都市
第2期 活力とやすらぎのあるまち・恵庭
第3期 (恵庭21 世紀プラン)水と緑ゆたかな複合機能都市
第4期 水・緑・花 人がふれあう生活都市 えにわ
第5期 花・水・緑 人がつながり夢ふくらむまち えにわ

◆総合計画の構成
次期総合計画は、「基本構想」と「実施計画」で構成することを予定しています。
基本構想では、市の目指す「まちの将来像」を明らかにするとともに、その実現に向けた基本的な方向性や目標、施策を示します。
実施計画では、基本構想で示した「まちの将来像」の実現に向け、施策ごとの具体的な事業について、年次ごとの計画を定めます。

◆総合計画策定の視点
計画の策定に当たっては、右記の6つの視点で進めていきます。
近年の少子高齢化に伴う人口減少問題やデジタル社会の進展、周辺市町村の状況など、私たちを取り巻く環境が大きく変化している中で、新たな変化を的確に捉えたまちづくりを進めるためには、市民と行政との協働の取り組みが特に重要だと考えています。
そのため市では、次期総合計画も市民意見を反映した計画となるよう、さまざまな形で意見聴取を実施。6月に市民2,000人を対象にした「市民意識調査」を行い、7月から「中学生への講座」を行っています。さらに、8月に「市民ワークショップ」や「分野別意見交換会」、9月に「総合計画シンポジウム」、10月に「地域別意見交換会」の開催を予定しています。
また、素案策定後には、公募市民・公共機関職員・有識者などで構成される「総合計画審議会」に意見を求めることとなっています。

▽1.市民意見を反映した計画
無作為抽出による市民意識調査、市民まちづくりワークショップ、地域別意見交換会、分野別意見交換会、中学生アンケートなどを実施し、市民の意見を聴取する

▽2.職員の参加による計画
計画に基づき事務を行う市役所職員も、計画策定段階から市民とともに考えます

▽3.社会情勢の変化に対応できる計画
デジタル社会の進展や脱炭素の取り組み(ゼロカーボン)のほか、社会情勢の変化や本市の地域特性、近隣市町村の状況も踏まえた計画とします

▽4.SDGsを推進する計画
持続可能な開発目標(SDGs)を推進する計画とします

▽5.成果がわかりやすい計画
成果指標を設定し、達成度や進捗状況を市民へ公表することによって、市民がわかりやすい計画とします

▽6.PDCAサイクルによる実効性の高い計画
マネジメントサイクル(※)である「P(Plan~計画)」「D(Do~実施)」「C(Check~評価)」「A(Action~改善)」を実行することで、継続的に事業の見直しや改善を図ります
※マネジメントサイクル…企業や組織が目標達成に向けて、業務を効率的に進めるためのシステム

◆市民とつくる計画
このように、計画を策定するためには、市民の皆さんからの意見が必要不可欠です。
まちづくりは、「市民」と「行政」が協働して行うことが基本原則です。「市民にできること」、「行政にできること」、それぞれの責務を果たすことで、将来にわたって、活力のある恵庭のまちの実現を果たすことができると考えています。
今年は、今後10年間のえにわのまちづくりの方向性を示す「第6期恵庭市総合計画」の策定に向けた大切な年。「恵庭がこんなまちになったらいいな」という声を、ぜひ聞かせてください。

問合せ先:企画課
【電話】33-3131(内線2341)

■総合計画シンポジウム
令和5年4月に北海道文教大学に「地域創造研究センター」が設立されました。センターでは、恵庭市との共生・連携により、地域社会が抱えるさまざまな課題の解決に向けた創造的な地域政策を提起していくことを目指しています。
当センター長である小磯修二氏による基調講演、およびパネルディスカッションを開催します。

日時:9 月5 日(木)18 時30 分~ 20 時30 分
会場:市民会館中ホール
内容:
・基調講演「(仮題)地域政策の新たな潮流と総合計画の意義」ー文化創造都市への挑戦ー
・パネルディスカッション「(仮題)恵庭の魅力と特性 地域資源の再発見」
その他:申込不要、託児あり

問合せ先:企画課 
【電話】33-3131(内線2341)

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