■静内高校
◆多くの行事が生徒の力を高める
静内高校の生徒は、何に対しても全力で取り組み、本気を出してチャレンジするので、どんどん人間力が高まります。自分の限界値を高め、自己をチェンジしていきます。
静高では、次の「10の力」を身に付けることを目標にしており、授業、講習、部活動、学校行事(学校祭、陸上記録会、球技大会、予餞会など)すべての取り組みによりその力を高めています。
◆静内高校「10の力」
1自己肯定力
2行動力
3創造力
4表現力
5郷土愛
6自己管理力
7思考力
8言語力
9分析力
10道徳心
静高生が進路学習でがんばることができるのは、学業や行事に真剣に取り組むことより培われた「10の力」を発揮するからです。今の時代、進学・就職に必要なのは学力だけではありません。そして、将来を決める進路活動は決して一人で取り組むものではありません。生徒たちの間に生まれた団結力、協働する力、信頼…。進路を決める時に、そして社会に出てからも役立つ「10の力」。それらは静内高校だから培われる力です。
◆特進クラスの設置で難関大学へ
静高は、各学年に1クラスずつ「特別進学クラス(特進クラス)」を設置しています。特進クラスは、難関大学の受験に対応した教育課程を編成しており、生徒は、目標とする大学の入学試験に応じた専門的・発展的な科目を選択することができます。
特進クラスに限らず、本校では、入学後に飛躍的に学力を伸ばす生徒が多くいます。それは、都市部の進学校の水準にあった教育活動をしていることも大きな理由ですが、静高ならではの取り組みが決め手になっています。それはチームとして受験に臨む体制です。大学受験は、最終的に個人で挑戦するものですが、静高では、生徒一人一人が切磋琢磨し合いながら全体のレベルを高めることで、自分たちの可能性を伸ばしています。共通テストの直前には、自信をもって受験できるよう、公民館を試験会場に想定し、本番さながらの模擬試験を実施しています。
また、人への思いやり、あいさつ、身だしなみ、清掃など、高校生としての「生活力」を土台に勉強や行事、部活動などに意欲的に取り組み、さまざまなフィールドで幅広く活躍している生徒も多くいます。
《卒業生の声》
『地元高校で仲間と過ごした日々が今の自分を支えています』
令和4年度卒業 京都大学理学部 2回生 菅原 諒(りょう)さん(20歳)
僕は、もともと進学に重きを置いておらず、地元静内で同級生たちと幸せな日々を過ごしたかったため、静高を選びました。結果的に、そういう環境だったからこそ、京都大学に合格できたんだと思います。
校外ではアルバイトをしながら、学校では信頼できる仲間たちと団結し、授業や行事に取り組んだ悲喜こもごもの思い出が、今の自分を支えてくれています。また、静高の先生方のサポートが本当に手厚く、自分が難関大学を目指す中でとても助けになり、感謝してもしきれません。
《卒業生の声》
『支え合いから生まれる自信』
令和3年度卒業 荻伏郵便局 須知美咲(みさき)さん(21歳)
静高で過ごした3年間は、授業・行事・部活などさまざまな場面で社会へ出るためのスキルを身に付けることができました。進路に向けた授業では、社会人としての礼儀作法やマナーを学ぶほか、就職に向けて不安なことや分からないことを生徒同士で共有し合い、一緒にそれを解消しながら就職活動に取り組めるのが大きな魅力です。
静高は、友だちや先生に支えられながら、そして楽しみながら学校生活を送る中で、社会人になるための自信を付けることができる学校です。
《在校生の声》
『勉強・部活・行事すべてに全力!』
3年5組ハンドボール部 国立大学進学希望 津山壮大(そうた)さん(18歳)
目標としている国公立の大学を狙えるレベルの勉強ができること、また、親元から通えることを考えて、静高を選びました。
入学後は、3年間特進クラスで、同じ目標を持った仲間と勉強に励むことができ、良い刺激になりました。また、その気持ちの強さや団結力を生かし、行事も本気で取り組み、楽しむことができました。
静高は、先生と生徒の距離も近いので、過ごしやすい環境で行事・部活・授業とすべてのことに全力を注ぐことができます。
《先生の声》
『静高入学後の「伸び率」がすごい!』
矢野永理(えり)教諭
静高は、単位制という学校の特色から、専門的な知識を持った教員が多く、それぞれの得意分野を生かした進路サポートを行っています。
就職希望の生徒には、履歴書の書き方や求人票の見方など、必要な知識が身に付く授業を行い、面接練習なども教員全員でサポートしています。
進学についても、人数が多い都市部の進学校よりも、生徒一人一人に複数の先生が目を向けられる環境があるため、高校入試で点数がとれなかった生徒も進学校と同じレベルまで学力を伸ばし、特進クラスの約半数の生徒が国公立大学に合格しています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>