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健康ワンポイント「慢性腎臓病(CKD)を知って予防しましょう」

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北海道新十津川町

■腎臓とは
腎臓は、握りこぶしくらいの大きさでそら豆の形をした臓器です。背中側の腰の上あたりに左右1個ずつあります。

■腎臓の働き
(1)老廃物を体の外に出す…血液をろ過して、老廃物や塩分を尿として体の外に排泄します。
(2)血圧の調整をする…塩分と水分の排泄量をコントロールすることで血圧の調整を行っています。
(3)骨を強くする…カルシウムを体内に吸収させるために必要なビタミンDを活性化させ、カルシウムの吸収を助けます。

■慢性腎臓病(CKD)とは
腎臓の機能が低下する代表的な病気が慢性腎臓病(CKD)です。この病気の怖いところは、初期の自覚症状がほとんどなく、気付かずに放置して悪化し、腎不全まで進行してしまうことです。腎臓は、腎不全まで進行すると回復が難しく、人工透析が必要となります。人工透析は、腎臓のろ過機能を代替するための治療で、週3日4~5時間程度の透析を生涯続けていかなければならず、生活面と経済面に大きな負担がかかります。

■慢性腎臓病(CKD)になりやすい人はどんな人
(1)高齢者…健康な人でも、加齢によって腎機能は低下します。
(2)糖尿病…血液中の余分な糖が腎臓の血管を傷付け、腎機能を低下させます。
(3)高血圧…血圧の高い状態が続くと、腎臓の血管に負担がかかります。
(4)肥満…肥満は、高血糖・高血圧などを合併していることが多いため、危険性が高まります。

■慢性腎臓病(CKD)の予防
・生活習慣病を予防しましょう…糖尿病、高血圧などの生活習慣病は腎機能を低下させます。
・塩分を控えましょう…塩分の取り過ぎは、高血圧の原因になります。
・水分を十分取り、我慢せず排尿しましょう…排尿を我慢することで腎臓に負担がかかります。
・禁煙しましょう…喫煙は血管を収縮させて血圧を上昇させます。
・ストレスを溜め込まないようにしましょう…ストレスは、血圧を上昇させます。ストレスは小まめに解消しましょう。

腎臓を守るために、生活習慣を見直してみましょう。

担当:保健福祉課

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