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青少年育成地域懇話会を開催 1

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北海道新十津川町

テーマ「ネット社会と子どもの成長」
~親、子どもたちに関わる大人たちみんなで考えよう~

11月14日、研修会と理事会を開催しました。今年度の研修会は、公益財団法人北海道青少年育成協会、新十津川町教育委員会との共催により「令和5年度青少年育成地域懇話会(新十津川町)」として全町民を対象に実施しました。
講話:「ネット利用と子どもたちの望ましい生活習慣について」~子どもの心とからだを育てるために大切なこと~
講師:子どもとメディア北海道 副代表 中谷通恵(なかやみちえ)さん

■概要
当日は町内各団体や関係機関の方々、子を持つ親など、52人が参加しました。講師の中谷さんの講話を聞き、その後6~7人のグループに分かれて、空知教育局の是安聰一郎(これやすそういちろう)さんの進行のもと活発な意見交流をしました。
最後に各グループが意見交流の内容を発表して、講師の中谷さんから講評をいただきました。
終了後、参加者からは「講話内容がとてもすばらしかった」「もっと多くの人に、特に現在子育てに奮闘されている親に聞いてほしい内容だった」との感想があり、講師から「皆さんがとてもスムーズにそして活発に意見交流がされたことに大変驚き、感激した」との言葉をいただきました。
研修会後に実施した理事会では、事務局業務報告、不審者情報の状況、ポスターの作成と配布、下校立哨(りっしょう)活動の状況、会計報告などの中間報告が行われました。

■講師の自己紹介
小学校教員の時代、保護者にもっと子育てをしっかりしてほしいと思っていたが、夫の転勤で退職し白老町に来て、実際自分が子育てをした時、ワンオペ・アウェー育児の大変さを痛感した。その中で、さまざまな仲間ができ、特に日々の生活の中での課題解決には、一緒にどうしていこうか考えることが大切と教えてくれた保健師との出会いが大きく、その後の活動にもつながっていった、と話す。
また、今から20年前に仲間の主婦11名で子育て支援のNPO法人「お助けネット」を設立。その後、白老町から「白老町子育てふれあいセンター」を受託し、事業を行っている。

■講話の内容
○保護者に伝えたい柱
(1)「ネットでの遊び」と「ネットでの学び」の我が家のルールを決めるのは今!
「ネットでの学び」はとても大切で、日本ではコロナ禍で一気に進んだ。しかし、それまでは先進国中最下位で遅れていたにもかかわらず、「ネットでの遊び」は先進国の中で最長時間であった。このことから、ネットを使う時、何に使うのか各家庭で見極めていくことが必要である。

(2)ゲームや動画視聴の遊びは「おやつ」と考えて!
小学校低学年まで、子どもの心身の主食になる遊びは、五感をしっかりと使った遊びなどで、ゲームや動画視聴は「おやつ」と考えたらどうか。いくら子どもがほしいといっても、おやつだけ与える家庭はない。主食の遊びをきちんと考えよう。

(3)大人がネットの良い活用の仕方をモデルで示す・学ぶ
小・中学生には、ネットの便利な利用方法を子どもと対話の中で伝えること。情報モラル教育は学校でも行うため、家庭では注意するのではなく、話題としてほしい。また、ユーチューブを一緒に見て工作や料理をするなど、良い使い方のきっかけづくりを大人(親)がしてあげることが大切だ。ただし、乳児から小学校低学年までは、できるだけ触れさせない。タブレット等は「大人が使うものだよ」を合言葉としたい。また、「仕事や勉強で使うものだよ」を強調したい。

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