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健康ワンポイント「歯周病を予防しよう」

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北海道新十津川町

歯周病は、歯を失う原因の第1位です。長寿国といわれる日本ですが、歯の健康寿命は短く、課題となっています。
そこで、厚生労働省では、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という「8020運動」を推進しています。「8020」を達成するためには、歯周病の予防と治療がポイントになります。

■歯周病とは
歯周病は、口の中の歯周病菌などが原因で、歯を支えている組織が徐々に破壊されていく疾患です。初期段階では、自覚症状はありませんが、進行すると歯ぐきが腫れて出血し、やがて歯を支える骨などが溶かされ、歯が抜け落ちてしまいます。

■プラークコントロール
歯周病の直接の原因は「歯垢(プラーク)」です。プラークとは、歯の表面や歯と歯の隙間に付着した細菌の塊です。歯周病の予防には、付着したプラークを歯ブラシやデンタルフロスなどで落とす「プラークコントロール」が最も効果的です。

○正しい方法で磨く
・歯茎…歯ブラシの毛先を斜め45度の角度で当て、毛先が歯と歯茎の間に入るようにしましょう。
・歯の表面…毛先を歯の外側は90度、内側は45度の角度で当てましょう。

○歯を磨くルートを決める
順番を決めることで、磨き残しを防ぎます。

○サポートグッズを使う
歯と歯の間、歯と被せ物の境目は、デンタルフロスや歯間ブラシを使い、プラークを残さずかき出しましょう。

■定期的に歯科医院での検診を受けましょう
どんな病気も初期のうちであれば、少ない負担で治療することができます。歯の治療も同じです。違和感や歯の痛みなど症状が現れてからでは、より困難な治療が必要になります。初期のうちから治療を受けるためには、定期的な歯科医院での検診が欠かせません。半年に1回は、検診を受けましょう。

○定期的に検診を受けるメリット
(1)歯の疾患の早期発見や治療ができる
(2)歯の疾患予防のための歯磨き指導をしてくれる

毎日欠かさずブラッシングをしていても、磨き残しがあると、歯周病の芽を完全に取り除いたことにはなりません。歯周病の予防には、日常的なセルフケアと専門家によるケアの二刀流で取り組みましょう。

担当:保健福祉課

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