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自治体の皆さまへ

ぽっかぽか心(しん)トーク〜町民の皆さんと町長の懇談会を開催しました〜(2)

9/22

北海道新得町

◆町の取り組みに関すること
▽空き家対策について
町内に空き家が200戸程度あるとのことですが、今後どのような対策をしていきますか。

→現時点での空き家対策としては、(1)空き家を今後、賃貸や売買に出すために家財道具等の片付けを行う場合にかかる、経費の一部を補助する「空き家家財道具等片付け事業」、(2)空き家を購入後に改修し自ら居住したり、改修後に賃貸にするなどした場合に、空き家の解消や移住・定住の促進に寄与いただいたということで奨励金を交付する「空き家活用促進制度」、(3)老朽化した空き家を解体・撤去する場合にかかる経費の一部を補助する「廃屋解体撤去事業」があります。空き家が解消されるよう今後も様々な施策を模索していきます。

▽町民憲章について
最近は町民憲章の斉唱をやっている団体がありませんが、現在どのような場で行っているのでしょうか。学校などにも教えていきたいです。

→新生活運動実践のしおりに掲載し、転入者への配布および町広報紙折り込みによる啓発を進めておりますが、唱和が浸透しているとは言い切れませんので、改めて意識統一を図ります。学校等においても、一層の普及啓発を検討していきます。

▽看板設置について
ドライバーが食べ物を投棄していることが原因かわかりませんが、トムラウシ地区で熊の目撃情報が多くあります。動物に餌をあげることは良くないことをPRできる看板を立ててもらえたらと思います。

→環境省と協議をした結果、現在、町で設置している看板の上から、環境省が発行している熊に関する啓発ポスターを貼ることは可能との事でしたので、新年度から進めて行きます。
また、山の交流館とむらにも同様のポスターを掲示し、広く周知できるように進めます。

▽トムラウシ温泉について
トムラウシ温泉が寂しくなってきているように感じます。理由としてはお昼ご飯が食べられないこと、売店縮小などが考えられると思います。縮小だけではなく、なんとか盛り上げていけるように考えてもらえたらと思います。

→安定的な運営を行うために、経営全体を見直し、コストの削減を図っているところであり、その取り組みのひとつとして、現在ランチの休止をしております。再開につきましては、経営全体の中で判断をしていきます。売店のスペースは現状を基本とし、「さらに魅力のある売店づくり」の視点で改善を進めてまいります。東大雪荘にあるミストサウナや、スノーシュー散策などは誘客の目玉になるため幅広く周知し、今後も安定的な運営ができるよう努めていきます。

▽屈足の今後について
駅前再整備や道の駅の取り組みは新得市街地だけの需要であって、屈足には何も関係ないと思います。今後屈足のまちをどうしていくのか教えてください。

→駅前再整備も道の駅の取り組みも、町全体の経済を底上げすることが最大の目的ですので、新得市街地だけの要素と捉えることなく、皆様に利用していただきたいです。地域の皆様が屈足のまちをどのようにしていきたいのか、町として何ができるのかを互いに模索し、支え合いながら進めていけたらと考えております。

▽太陽光パネルについて
空き地に家が建つのではなく、太陽光パネルの設置が増えています。空き地を有効活用することは良いことかもしれないが、決して美しいまちではないと思います。

→発電事業目的のため設置された太陽光パネルについては、設置された後に適正に管理されなかったり、パネルから反射される光や熱などの問題のほか、使用を終えた太陽光パネルが適切に処分されるのかといった将来的な問題など、課題が多いのも事実です。町では、発電事業用の太陽光パネル(家庭の屋根などに設置するものは除きます)の設置を制限し、適切な管理などを定めた条例の制定に向けて検討しています。条例案がまとまりましたら、町民の皆さまにご意見をいただく機会を設けたいので、その際はぜひ皆さまのご意見をお聞かせください。

▽レディースファームスクールについて
ここ数年、生徒数が増えないことに対して何か策はあるのでしょうか。入校してきた生徒に対してのサポートを大切にしてほしいです。

→研修生の募集については、各高校・大学へのパンフレット送付、SNSを活用した情報発信など様々な方法でPRしておりますが、道内でも類似する研修施設が増えていることなどから研修生の確保に苦労しているのが現状です。レディースファームスクールは町に必要な施設と考えておりますので、今後も関係機関と継続した協議を実施し、より良い事業運営に努めます。研修生のサポートについては、現在も役場担当者及び管理人による面談を定期的に実施しており、研修・生活・進路に関して話を伺い、不安事の解消に努めています。

▽道の駅について
道の駅は年間どのくらいの赤字をみているのでしょうか。主な利用者はトラックの運転手や営業マン・観光客だと思います。町民からすると、お土産を買ったり、食堂でご飯を食べたりする人が少ないのかなと思います。新得町の活性化を目指すには、町に降りて来てもらう工夫が必要です。

→道の駅は、その整備効果を最大限に活かすため、来年度に民間企業からアイデアの提案をいただき、建設から運営までを一括して任せる事業者を選定する「プロポーザル方式」によって決める予定です。このアイデアの提案をいただく際には、「まちなかへの回遊を促し、新得町の特性を活かした地域全体の賑わいを生み出す拠点」となるようなアイデアを求めていきます。また、運営も可能な限り赤字にならないような提案を求めていきますが、道の駅は利益を得ることができない公共的なスペースもありますので、色んな方と相談しながら進めていきます。

▽町の財政状況について
役場建て替えや駅前再開発、追加インターチェンジなど、新規事業が多いですが、近年の世界情勢などから燃料費や物価高騰など、町の財政への影響が心配になります。今後の財政状況について教えて下さい。

→大型事業の財源については、準備してきた基金(貯金)の取り崩しと、交付税措置のある有利な地方債(借金)によって目処が立っています。健全財政を維持するための持続可能な財政運営をしていますので、ご安心下さい。一方で、近年の物価高騰等による影響は避けられない状況となっていますので、これまで以上に効率的かつ効果的な財政運営に努めていきます。

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