◆オオハンゴンソウとは
特定外来生物に指定されている、北アメリカ原産のキク科の植物です。多年草で、わずかに残った地下部の茎根から茎を出して再生したり、条件が整い次第、種子が動き出すといった厄介な特徴を持っており、急激な勢いで全国的に分布を拡大しました。5月頃から発芽、7月頃から開花、9月頃には1つの花から約1500粒も種子が放出されるといったサイクルが見られます。
◆特定外来生物とは
すでに甚大な被害を起こしており、「外来生物法」に基づき、明治時代以降に国外外来種の中から指定された生物のことを指し、生きているものに限られ、個体だけではなく卵、種子、器官なども含まれます。原則、飼育、栽培、保管、運搬、販売、譲渡、輸入、野外に放つことなどが禁止されています。これらの項目に違反した場合、懲役や罰金が課されます。
◆処理の仕方
自宅庭や所有地・管理地で見つけた場合は速やかに処理し、繁茂を防ぎましょう。開花直後までに処理を行うことが効果的です。
(1)できるだけ根から抜き取る
スコップなどで抜き取った後は、根を天日に当てて枯死させます。枯死を確認したら「燃やせるごみ袋」に入れて処理しましょう。
(2)種子を付ける前に刈り取る
根絶することは難しいですが、増大を防ぐことができます。広範囲に繁茂してしまった場合は、それ以上拡げない防除対策を講じてください。
気になる点があれば下記まで
(町民課生活環境係【電話】64-0528)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>