■新中3年15歳の政策提言
生徒16名が4グループに分かれ、故郷への想いと期待を乗せた発表の様子をお伝えします!
《観光振興》
○Group1 村の観光やPR方法に工夫を―
私たちは、製薬会社の大正製薬(株)へ訪問し、企業や製品のPR方法の講義を通し、魅力発信の仕方について学習してきました。そこで、学んだことを活かし村の政策として2点提案します。
1点目は、村の美しい田園風景や雪原等の自然を活かした「フォトラリー」を実施することです。地図の中に示された村のフォトスポットで景色を撮影し、全て撮影すると、村の特産品や割引券をプレゼントするという企画です。
2点目は、村のYouTubeに特産品やイベントの魅力を込めたPR動画をアップすることです。SNSを活用することで若い世代を中心とした知名度の向上が図れると考えました。
2つの案で村内外の人と人、そして地域を繋ぐきっかけ作りが大切だと考えました。
《IT技術》
○Group2 ITを導入した地域活性化を―
私たちは、(株)日立システムズを訪問した中で学んだ、世の中の課題を社員のアイディアとITで解決する事業活動を通し、村の活性化にはITが必要なのではないかと考えました。
まずは介護サービスにおける見守りシステムの導入についてです。近年の生産年齢層の人口減少において、一人ひとりの仕事の負担が増加しています。そこで、介護サービスではベッドからの転倒や徘徊を予防する離床センサーを導入するなど、デジタル技術の利用を進めるべきだと考えました。
また、働き方改革として職員が固定席を持たず、パソコンを持ち歩き、自由に席を選んで働くスタイル「フリーアドレス」を取り入れるべきと考えました。時間や場所にとらわれず仕事をすることで、効率を上げ、発想が豊かになり、結果として地域の活性化に繋がるのではないかと考えました。
《交流人口》
○Group3 イベントを通じた交流人口の増加を―
私たちはNHKへ訪問し、あらゆる人が利用しやすく、暮らしやすくするための工夫として取り組んでいる「ユニバーサルデザイン」について学びました。また、首都圏を散策し研修した中で村と都市部のイベントの違いについて学びました。
誰もが暮らしやすくなるまちづくりとして、私たちは「音響信号機」の設置を提案します。高齢者や障がいを持っている方をはじめ、全ての村民が安全で安心して暮らせるまちづくりは魅力の一つではないかと思いました。
村内と都市部のイベントを比較し、村のイベントをさらに盛り上げるためには、広告を多く行い来場者を増やす他、限定商品を販売するなど、興味を引くような取り組みを行うべきだと思いました。
村のイベントを通して交流人口を増やすとともに、誰もが住みやすいまちづくりを行うべきだと考えました。
《デジタル》
○Group4 デジタルを活用したまちづくりを―
私たちは、キャノン(株)を訪問した中で学んだ、業務をデジタル化することで効率化を図る会社経営を通じて、村も積極的にデジタル技術を取り入れ、DXを推進するべきだと考えました。
そこで、新しく資金を調達する仕組みとして「ガバメントクラウドファンディング」を提案します。ガバメントクラウドファンディングとは、すべての寄付がふるさと納税の対象となる、自治体が行うクラウドファンディングのことです。自治体の課題解決に、村内外の方の意思を反映することができます。
また、この資金調達の方法をSNS等を使い周知することで、村のまちづくりを応援してくれる人や企業を多く募ることができると思います。そして、この資金を子育て支援やお祭りの規模拡大などに使用し、村を効率よく、多くの関係人口のもと発展させていくべきだと考えました。
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