年末調整と確定申告が令和4年から『電子化』され、申告書の手書き不要や、金額の自動計算など、とても便利になっています。電子化を活用するには事前準備が必要となりますので、お知らせします。
■年末調整
○これまでの方法
保険会社から送付された保険料控除証明(ハガキなど)を基に、従業員の方が手書きで保険料控除申告書を作成し勤務先に書面で提出。
○電子化を活用すると
保険会社から電子データで保険料控除証明書が従業員の方に送信され、従業員の方は国税庁が提供する「年調ソフト」などの対応ソフトウェアにデータを取り込み各種控除申告書をデータ作成、そのデータをメールなどで勤務先に提出。
・データを給与システムに取り込む場合、勤務先の給与システムが、データの取り込みに対応している必要があります。
・従業員の方が保険会社等から取得する控除証明書等データについては、保険会社等のウェブサイトから入手する方法のほか、マイナンバーカードがある方はマイナポータルを通じて一括取得することができます(マイナポータル連携)。利用するためには事前設定が必要となりますので、詳しくは国税庁ホームページ(※1)をご覧ください。
■確定申告
○自宅で申告
マイナンバーカードと、カード読取対応のスマートフォンかパソコンがあれば、ご自宅で確定申告ができます。早めにマイナンバーカードを取得し令和6年分の確定申告はご自宅でスマホで行いましょう!詳しくは国税庁ホームページ(※2)をご確認ください。
※マイナンバーカードがない場合、暫定的な対応として、税務署でIDとパスワードの発行を申請することで自宅での確定申告が可能です。
○役場で申告
役場で申告する場合、紙ではなく電子データで税務署に提出する「電子申告」を推進しています。電子申告には申告者の「利用者識別番号」が必要となるため、役場での確定申告を予定されている方は事前に取得ください。既に取得済みの方は、「利用者識別番号」が分かる書類を持参ください。取得していない方は、国税庁ホームページ(※3)にアクセスし必要事項を入力すると「利用者識別番号」を取得できます。忘れないように保存または印刷してください。
※ご自身での取得が難しい場合、役場で取得の補助をしますので、ご相談ください。
◆国税庁ホームページアドレス
(※1)【HP】https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/mynumberinfo/mynapo.htm
(※2)【HP】https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top
(※3)【HP】https://www.e-tax.nta.go.jp/todokedesho/kaishi3.htm
問い合せ:
帯広税務署【電話】24-2161
住民生活課税務係【電話】52-2112
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