〜子どもからお年寄りまで笑顔と笑い声があふれ、一人ひとりが輝く村〜
◆今こそ危機感を持って自然災害への備えを!
令和6年1月1日、震度7マグニチュード7・6の巨大地震と津波が石川県能登半島を襲いました。石川県のみならず、近隣の県や市町村を含め広範囲に甚大な被害をもたらし多数の方が被害に遭われました。地震発生時から今日まで懸命な救助活動や捜索活動が行われ、併せて損壊した電気・水道・道路などのインフラ復旧が全力で進められています。改めて、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りし、被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。一日も早い復興を折に願っています。
さて、自然災害はいつ襲ってくるか分かりません。日頃から災害発生に備えた危機管理をしっかりと準備しなければなりません。
本村においても2016年の台風被害、2018年の胆振東部地震によるブラックアウト、2021年の暴風被害など、これまで多くの自然災害等に見舞われました。
その経験や教訓を生かし、防災倉庫の新設と防災用品の備蓄補充、避難所の非常用発電設備の設置、消防団の演習、関係機関と連携した避難所開設や防災訓練、上更別市街地での地域防災訓練、更別農業高校での自衛隊と連携した炊き出し訓練や小中学校での防災1日学校、人材育成事業での防災意識の向上と啓発を目指した講演会開催等の実施などを行い、現在、更別村地域防災計画の改訂作業と水防法改正に伴うハザードマップの作成を進めています。
また、2016年の台風直撃後に発生した長期にわたる大規模な「滞水・冠水被害」を克服するため上更別地域における国営かん排事業や度々河川氾濫を繰り返してきたサラベツ川の河川改修、更別橋の架け替え工事が本年度より着手されています。
なお、更別スーパービレッジ構想では、救急搬送時の本人情報、特定健診、服薬データ、ヘルスケアデータを連係させた迅速・適切な救急対応の実施に向けた取組の開始やデジタルを活用した全村3Dマップ(立体化)による道路・橋りょう・河川・家屋の被害状況の把握による避難経路設定、避難所等の設置状況や避難人数の正確で迅速な把握に努め最も懸念される通信網の遮断対策として市街地共助WiFi設置と高速通信網である5G基地局(7カ所)の運用、更には今年度より災害時における更別市街地の消防・医療・役場での通信遮断を解消するスターリンク衛星による通信確保など最先端技術を活用した防災体制を構築しています。
最悪な事態を想定した危機管理のなか、村民の命と暮らしを守るため、今こそ非常時の備えを村民・行政が一丸となって進めていかなければなりません。
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