令和6年度予算を解説!(1)

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4月から市がお金をどのように使うかをまとめた、令和6年度予算が完成しました。
この特集では、予算のポイントや具体的な取り組みの一部を紹介。
これからの1年間、どのようにまちづくりを進めていくのかを見ていきます。

●予算の種類
予算とは、市の1年間の収入(歳入)と支出(歳出)の計画を示すもの。市では、予算を3種類に分けて管理しています。

▽一般会計　1兆2,417億円
福祉や教育など、基本的な事業を管理する会計

▽特別会計　3,966億円
国民健康保険や介護保険など、一般会計とは区別が必要な事業の会計

▽企業会計　2,927億円
地下鉄や水道など、料金収入で運営している事業の会計

●一般会計の歳入・歳出の内訳
※歳入・歳出共に、(　)内は前年度比。計数ごとに四捨五入しているため、合計が一致しないことがあります

本年度の予算は前年度予算に当たる補正予算と一体的に編成した16カ月予算のため、次からは補正予算の金額も含めて記載しています。

●市債の状況
市の借金である市債の残高は、建設債の増加などにより、前年度よりも増える見込みです。引き続き、将来に過度な負担を残さないように、事業費の精査や効率的な事業の執行などにより、市債残高の抑制に努めます。
※計数ごとに四捨五入しているため、合計が一致しないことがあります

■子ども・子育て支援
●子育て世帯の負担を軽減
▽子育て世帯の医療費を助成〈拡充〉
67億6,900万円
4月から通院医療費の助成対象を中学生までに拡大。
また、8月から住民税非課税のひとり親家庭の親の通院医療費を助成します。

▽第2子以降の保育料を無料に〈拡充〉
4億6,000万円
4月から世帯年収や兄弟姉妹の年齢の差に関係なく、2人目以降の子どもの保育料を無料にします。
市債の状況
※認可保育所、認定こども園(保育所部分)、地域型保育事業所が対象

●教育・保育の環境整備
▽学校・保育施設の冷房設備を整備〈拡充〉
15億1,300万円
子どもが快適に過ごせるように、市立の小中学校・高校などの教室にエアコンの設置を進めます。また、私立保育所などが冷房設備を導入する費用を補助します。

●見守り体制を万全に
▽いじめ対策を強化〈拡充〉
4億4,100万円
スクールカウンセラーの小学校への配置時間を倍増するほか、子どもの悩み事や困り事を早期に把握するために、市立の小中学校・高校などの子どもが1人1台持つタブレット端末に、アプリ「心の健康観察」を導入。毎日の健康状態の確認などを行います。

詳細：財政課
【電話】211-2212