厚別区民に親しみ深い新さっぽろ駅周辺地区の開発事業が完了し、既存のまちと合わせて、よりにぎわいがあふれ交流が生まれるまちへと生まれ変わりました。今月は、12月10日(日)にまちびらきを迎えるマールク新さっぽろと、そのまちを活用したまちづくりについて紹介します。
◆G街区
専門学校と大学が2021年4月に開学しました。新さっぽろに若者を呼び込むきっかけとなってにぎわいを創出するとともに、多くの世代の方々が集う場となり、さまざまな地域活性化に貢献しています。
・札幌看護医療専門学校
区民が参加できるセミナーを開催するなど、地域と共に成長し、地域医療を支える人材を育成・輩出しています。
・札幌学院大学 新札幌キャンパス
図書館やカフェテリアなどを一般開放している他、学生による地域との交流の取り組みも行われるなど、地域の活性化に貢献しています。
▽地域と学生をつなぐ取り組み
G街区の札幌学院大学、札幌看護医療専門学校と、厚別区内にある北星学園大学の3校の学生が、町内会をはじめとした地域の行事の企画や運営に参加してもらう仕組みをつくっています。
町内会の夏祭りやイベントなどには、既に学生が協力しており、つながりの輪が広がっています。
◆I街区
病院、ホテル、タワーマンション、商業施設など、たくさんの区民の生活を支える施設が集積しており、2023年11月に全ての施設が完成しました。各施設は空中歩廊の「アクティブリンク」で結ばれ、商業施設は地下鉄新さっぽろ駅に直結するなど、季節や天候に左右されず快適に移動することができます。
・アクティブガーデン
交流の拠点としてさまざまな催し物が開催され、地域の方々の憩いの場となります。
▽商業施設のイベントスペース
I街区に整備された商業施設「Bivi(ビビ)新さっぽろ」は、たくさんの人でにぎわうことが期待されます。建物の2階には「Bivi PARK(ビビパーク)」というイベントスペースが確保されており、雪が積もる冬期間でも、さまざまなイベントが開催されるなど、区民の新たな集いの場となるでしょう。
◆新さっぽろではこの「G街区」と「I街区」を含めた新しいまちを最大限に活用してまちづくりを進めていきます!
▽新さっぽろ駅周辺地区エリアマネジメント
新さっぽろ駅周辺地区が、将来にわたって皆から愛され、親しまれるまちになっていくため、関係する企業や団体がエリアマネジメントを推進して、まちづくりに貢献していきます。
※エリアマネジメント:地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上
▽エリアマネジメント組織
・大和リース(株)
・(株)札幌副都心開発公社
・大和ハウス工業(株)
・北海道ガス(株)
その他学校や医療機関など
▽まちづくりの取り組み
地域活動・交流の活性化などに向け、さまざまなまちづくりの取り組みを行っていく予定です。アクティブガーデンや BiVi PARKビビパーク(などを活用した地域の皆さんが参加できるイベントをはじめ、ワクワクする行事が期待できますので、楽しみにしてください!
▽エリアマネジメントの取り組みで活躍している方の声をお聞きしました!
「新さっぽろのまちづくりは開発して終わりではなく、開発事業の後も地域の方々と意見を交わして、今後もこの地域の活性化に貢献していきたいと考えています。
まちが循環していく社会の実現を目指してさまざまな取り組みを進めていきます!」
大和ハウス工業株式会社 エリアマネジメントグループ 澤田 樹奈(さわだ じゅな)さん
◆新さっぽろやってみたい展
まちに関わる方の「やりたい!」と思う声を集めてこれからの新さっぽろを一緒に考えるため、まちびらきのプレオープンイベントとして実施。エリアマネジメントの取り組みとして多くの方から声を集め、12月10日(日)までアクティブリンクにて約50人のご意見を展示しています。
また、サンピアザ1階「光の広場」でアンケート調査を実施し、地域住民の「やってみたい!」という声を集めました。いただいた意見は、今後の新さっぽろのまちづくりに生かしていきます。
▽新さっぽろやってみたい展に参加した方の声をお聞きしました!
「私にとって新さっぽろは、子育てをしながらたくさんの地域活動をしてきた思い入れのある土地。人と人とをつなげる魅力はそのままに、まちがどんどん良くなっていくことを楽しみにしています。
きっとこれからも、多くの人に幸福を運ぶ「福」都心として、すてきなまちであり続けてくれることでしょう!」
情報サービス業代表/緑のおじさん
波多野 達郎(はたの たつろう)さん
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