ボランティア活動のススメ

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ボランティア活動は、地域や社会に貢献できるだけではなく、活動者自身にも豊かな経験をもたらしてくれます。
今月は、手稲区内で充実したボランティア活動をしている人たちをご紹介します。
これまでボランティア活動に関わる機会がなかった方も、ぜひ一歩を踏み出してみませんか?

◆特技を生かす
お客さんは“共演者”。みんなで歌ったり踊ったり、楽しい時間を過ごしたい

・手稲ウクレレサークル「マハロ」
社会福祉施設や地域からの依頼で演奏を披露しています。時にはギターやハーモニカなど他の楽器も使いながら、歌謡曲からジャズ、クラシックまで、幅広いジャンルの曲を演奏します。

高橋　祥子(たかはし　さちこ)さん：活動のきっかけは、区民センターで開催されたウクレレ教室の生徒が、区内の老人ホームで演奏を披露したことでした。知人からの紹介や口コミなどで演奏の場が増えていき、おかげさまで今年で活動23周年となりました。

小林　秀行(こばやし　ひでゆき)さん：おなじみの曲を演奏すると、お客さんたちも手拍子や歌で「共演」してくれます。その場にいるみんなで音楽を奏でられることが何よりもうれしい。公演日を楽しみに、曲を選んだり練習を重ねたりする時間は、とても充実しています。

◆人と関わる
福祉サービスなどでは対応できない、ちょっとした困りごとへの手助けを

・生活応援ボランティアグループ「コルリ」
手稲区社会福祉協議会の「生活応援ボランティア養成講座」を修了した人たちが所属する団体です。
ごみ出しや住居の清掃などの「家事支援」から、散歩や買い物の付き添いなどの「外出支援」まで、手稲区で暮らす皆さんの「ちょっとした困りごと」を解決するためのお手伝いをしています。

菊地　二二年(きくちふじとし)さん：退職後、何か実りのある活動をしたいと考えていたところ、偶然ボランティアの募集を見つけ、活動を始めました。依頼者からの「ありがとう」の言葉は本当にうれしいもので、ボランティアならではの魅力です。

中村　正紀(なかむらまさのり)さん：夏は庭の手入れや草刈り、冬は除雪と、季節ならではの依頼をよく受けます。団体には現在40名ほどが登録しており、内容に応じて社会福祉協議会から依頼が来るので、活動頻度はまちまちです。

◆環境を守る
「自分にできること」が、誰かの役に立ったらうれしい

・手稲区　ボランティア連絡会
春と秋の年2回、区役所周辺の清掃を行っているほか、赤い羽根共同募金の普及啓発や、保育園などへの手作り雑巾の寄贈など、さまざまなボランティア活動を行っています。

約30年前に会を結成して以来、区民センターの貸室を使わせてもらっていたので、いつもお世話になっている庁舎の周りを自分たちできれいにしたいと、10年ほど前に区役所周辺の清掃を始めました。

磯川　桂子(いそかわ　けいこ)さん：時間に余裕ができてから「自分にできること」を探すようになり、ボランティア活動に出合いました。人のためになることをしたいというより、自分にできることをしたい、それが少しでも誰かの役に立ったらうれしい、という思いで活動しています。自宅の近くでごみ拾いをする、登下校中の子どもがいたら見守るな、ちょっとしたことであっても、立派なボランティア活動だと思います。

◆ボランティア活動に興味のある方はご相談ください
ボランティア活動は、無理をせず空いた時間を使って、「自分にできること」をする身近な活動です。手稲区社会福祉協議会では、ボランティアをしてみたい方や、してほしい方からの相談を受け付けています。興味のある方は、下記まで気軽にご相談ください。

▽他にもこんなボランティア活動があります
・一人暮らしの高齢者の見守り、社会福祉施設での話し相手や行事の手伝い、車いすの移動補助、登下校時の子どもの見守り、絵本の読み聞かせ、子ども食堂の手伝い、児童会館での遊びの指導　など
・歌・ダンス・人形劇などの演芸披露、百人一首・将棋などの指導、アクセサリー作成講習　など
・花壇の整備、リングプル・ペットボトルキャップの収集などのリサイクル活動　など

問合せ：手稲区社会福祉協議会(手稲区民センター1階)
【電話】681-2644