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手稲で出合える生き物たち

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北海道札幌市手稲区

手稲山を源として星置川や中の川などが市街地を流れる手稲区では、市街地周辺の身近な場所でも、さまざまな生き物たちと出合うことができます。今月は、その中から「見つけたらちょっとうれしくなる」ような生き物をピックアップして紹介します。

★=多いほど珍しい

監修:(株)さっぽろ自然調査館
(協力:手稲さと川探検隊)

■POINT バードウオッチングのコツ
多くの鳥が活発に行動する早朝に探すのがおすすめです。まずは耳を澄ませて、鳴き声が聞こえる周辺を探しましょう。鳥が何を食べ、どこにいるのが好きなのかを事前に調べておくと探しやすいです。
一年中同じ場所に生息する鳥もいれば、季節によって生息地を変える渡り鳥もいるため、出合える時期を知っておくことも重要です。

▽シマエナガ
★★
時期:一年中
場所:森
エナガの亜種で、顔や体が白いのが特徴。夏は山奥の森で過ごすことが多いため、出合いやすいのは1~2月ごろ。前田森林公園などで見られます。
夏は毛が短く茶色っぽい

▽クマゲラ
★★★
時期:一年中
場所:森
天然記念物に指定されている日本最大のキツツキ。富丘西公園などで見られます。木をつつく大きな音を頼りに探してみましょう。警戒心が強くすぐ逃げてしまうため、出合えたらラッキー!

▽アオサギ
★★
時期:5~10月
場所:水辺
体の大きさは約90cm、翼を広げると160cm以上もある日本最大級のサギです。魚を食べるため、水辺でよく見かけます。
長い首をZ字型に曲げて飛ぶ

▽エゾリス
★★
時期:一年中
場所:森
前田森林公園などで見られます。冬眠しないため、餌の少ない冬に備えて木の実などを地面に埋めておく習性があります。冬は足跡を頼りに探してみてください。

▽コエゾゼミ

時期:7~8月
場所:森
胸の模様に切れ目があるのが特徴。晴れた午前中を中心に鳴くので、「ビーン…」という鳴き声を頼りに探しましょう。

▽オニヤンマ
★★
時期:7~8月
場所:水辺
大きさは約8cmで、緑の目とトラ模様が特徴。小川や渓流沿いでよく見かけます。

▽ニホンカナヘビ
★★
時期:5~10月
場所:林縁・河原
トカゲの仲間で、登山道や星置川上流などで見られます。日光浴を好むため、日当たりの良い場所でよく見かけます。

■POINT 生き物探しのおすすめスポット
前田森林公園は園内の半分が森林であり、1年を通してさまざまな生き物たちと出合うことができます。また、富丘西公園は手稲山から近いため多くの野鳥が飛来します。
・ゴマダラカミキリ
・マガモ
・メジロ

■POINT 森や林を歩くときの服装
・つばのある帽子
熱中症を防ぐ
・明るい色の服
スズメバチは黒い色に攻撃性を持つ
・足首が隠れる靴
水辺やささやぶでも歩きやすい
・タオル
・長袖・長ズボン
・軍手
虫刺されやかぶれを防ぐため、肌の露出を少なくする

■身近な生き物は他にもたくさん!
市HPに掲載されている「さっぽろ生き物ミニ図鑑」を参考に、気になる生き物を探してみてください。
市内の生き物をみんなで調べる「さっぽろ生き物さがし2024」も参加者募集中!参加者には冊子版の図鑑をプレゼントしていますので、ぜひご参加ください。

今回紹介した本紙の写真の多くは、「生き物さがし」参加チームの皆さんが撮影したものです!

問合せ:さっぽろ生き物さがし事務局
【電話】892-5306(平日9時~17時)

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