身近なところからSDGsを考え、多くの方々が17の目標を意識するきっかけとなるような写真を募集していた西区SDGsフォトコンテスト。審査の結果受賞した作品の一部を紹介します。
Q.そもそもSDGsって何?
A.SDGsは「Sustainable(サスティナブル) Development(ディベロップメント) Goals(ゴールズ)(持続可能な開発目標)」の頭文字を取ったもので、2030年に向けて持続可能な社会を実現するための世界の目標です。環境・社会・経済の分野にわたる17の目標が定められ、さまざまな問題を解決していくことを目指しています。
◆一般の部 グランプリ
「札幌唯一のリンゴ園」
貝沼 正雄(かいぬま まさお)さん
審査員のコメント(抜粋)
・井上 浩輝(いのうえ ひろき)さん/写真家
この作品は自然と都市の共存するシーンを見事に描き出しており、持続可能な未来への願いを強く感じさせてくれるものです。都市の発展と自然の保全の間のバランスが、この一枚からはっきりと読み取れて、私たちが追求すべき持続可能な未来像を鮮明に示していると感じます。この風景が西区に残り続けることを心から願います。
◆中学生・高校生の部 グランプリ
「スポGOMI王に俺はなる!」
三浦 結愛(みうら ゆうあ)さん
審査員のコメント(抜粋)
・井上 浩輝(いのうえ ひろき)さん/写真家
「スポGOMI大会」の特有の楽しさと熱意が伝わってきます。単にSDGsの目的を達成するための活動としてではなく、参加者たちが真剣に楽しんでいるその瞬間を、この作品は見事に捉えています。その笑顔とエネルギーは、まさにSDGsを地域レベルで実現するための新しいアプローチを示しているといえるでしょう。
◆小学生以下の部 グランプリ
「海岸の漂着物をあつめて」
坪木 陽葵(つぼき ひなた)さん
審査員のコメント(抜粋)
・山中 康裕(やまなか やすひろ)さん/北海道大学大学院地球環境科学研究院教授
貝殻を除くと、人間活動で生まれたものですが、見た目で、キレイとかゴミとか呼んで区別してしまいますが、この写真では、様々なそのもの自身の個性を見せながら、仲良く一つの箱に収めています。SDGsの多様な人々を受け入れる精神もちょっぴり感じてしまいました。
◆一般の部 審査員特別賞
「夫の出勤風景」
ダイフクさん
審査員のコメント(抜粋)
・山中 康裕(やまなか やすひろ)さん/北海道大学大学院地球環境科学研究院教授
車通勤ではなく自転車通勤というSDGs(13)「気候変動に具体的な対策を」への直球そのもののメッセージも伝わります。そして、それがSDGs(3)を選択したことにより、夫の健康にも気遣う応募者の気持ちとして、微笑ましく感じました。
◆一般の部 ゼロカーボン推進賞
「古着のリメイク」
久木(ひさき) あゆみさん
審査員のコメント(抜粋)
・杉澤 洋輝(すぎさわ ひろき)さん/株式会社らむれす(三角山放送局)代表取締役社長
この作品の背後からは、“それもう捨てちゃうの?”という作者からの問いかけが聞こえてきます。製作者の努力に見合った対価を払い、良いものを長く使う。大量生産・大量消費が見直される社会は、ゼロカーボン社会に一歩近づく社会ではないでしょうか。
◆一般の部 審査員特別賞
「坂と暮らすよ、いつまでも」
町田 有規(まちだ ゆうき)さん
審査員のコメント(抜粋)
・井上 浩輝(いのうえ ひろき)さん/写真家
街の明かり一つ一つによって、都市と人々、そして自然との調和の中での持続可能な生活が示唆されて、持続可能な発展と地域の結束を象徴し、撮影者の想いは「住み続けられるまち」のテーマと深くリンクしていることが強く感じられます。
◆一般の部 西区長賞
「紅葉の中を・・・・。」
伊藤 博章(いとう ひろあき)さん
審査員のコメント(抜粋)
・坪田 靖(つぼた やすし)西区長
美しい紅葉を印象深く捉え、その中を子ども達が自転車で遊んでいる姿が収められており、まさに、農試公園の美しさ、そして親しみやすさを象徴するような写真です。
※二次元コードは本紙をご覧ください。
問い合わせ:西区地域振興課
【電話】641-6926
<この記事についてアンケートにご協力ください。>