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自治体の皆さまへ

ひがしかぐらの健康食育

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北海道東神楽町

■座りっぱなしはよくない?
一日にどれくらいの時間、座っていますか?一日に座っている時間は日本人が世界で一番長いそうです。最近、「座りすぎ」が健康へ悪い影響を与えるとして注目されています。

◆POINT
座位時間が長いことで、消費エネルギーが少ないことは想像できますが、座っているときは脚の筋肉への刺激が少なく、血流や代謝が低下することがわかっています。

近年コロナウイルスの影響で外出を控えたり在宅勤務が増え、座位時間が延びたと言われています。

◆「座りすぎ」は万病のもと?
太ももの筋肉(大腿四頭筋)は人の体で一番大きな筋肉です。
↓ 筋力が低下すると
・基礎代謝が低下し、摂取したカロリーの消費が少くなり中性脂肪が増加しやすい。
・血糖値を下げるインスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」になりやすく糖尿病のリスクが高くなる。
・足腰が弱くなり活動が減ると、認知機能の低下を招く。

ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれて下半身にたまった血液を心臓に押し戻すポンプの役割をしています。
↓ 血行不良がおきると
・ポンプの役割が弱くなるため、心臓にかかる負担が大きくなる。
・血流が滞るため血栓をもたらす可能性がある。血栓は肺塞栓や脳梗塞、心筋梗塞の原因になる。

まだ研究途中のことも多いですが、「座りすぎ」は、肥満、糖尿病、脳血管疾患、認知症などのリスクが上がるとの報告がされています。

◆「座りすぎ」を防ぐには?
教えてくれたのは…座り時間を減らすことが理想ですが、1回の座位の継続が短い人は悪影響を緩和できるといわれています。できれば30分ごとに3分程度、少なくとも1時間に5分程度は立ち上がって体を動かすことがおすすめです。

◇職場では
・用事があるときは内線を使わず歩いて行く。
・こまめにプリントやコピーを取りに行く。
・違う階のトイレを利用する。
・打ち合わせや会議を立って行う。

◇自宅では
・見ないテレビは消す。
・テレビのCM中は立ち上がって家事をする。
・家の中でも歩いたり、階段を上り下りしたりする。
・ネット利用は時間を決める。

教えてくれたのは…
東神楽町健康ふくし課 保健師 水間美和さん

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